【天皇杯】中村憲剛対安部柊斗!川崎が明治大を力でねじ伏せる
競り合う川崎の知念慶(左)と明治大の蓮川壮大。(C)SAKANOWA
知念慶のヘディング弾がオウンゴールに。
[天皇杯 2回戦] 川崎 1-0 明治大/2019年7月3日/等々力陸上競技場
Jリーグ王者の川崎フロンターレと昨年度の大学サッカー総理大臣杯優勝の明治大との一戦は、J1連覇中の覇者川崎が1-0のスコアながら力でねじ伏せ勝利を収めた。
チャレンジャーの明治大は立ち上がりからアグレッシブに球際に堂々と向かい、ハードワークも怠らず、川崎陣内で試合を進めることに成功。FC東京への来季加入が決定している安部柊斗が齋藤学のドリブル突破を体を張って食い止めるなど、高い集中力を発揮して負けん気の強さを発揮する。
とはいえなかなかシュートチャンスまでは持ち込めず、迎えた15分、コーナーキックから知念慶がフリーでヘディングシュートを放つと、相手選手のクリアが味方にあたってゴールラインを割り、川崎が先制点を奪う。決していいパフォーマンスとは言えなくても、一発でねじ伏せるあたり、J1チームとしての力の差を見せつけた。
後半途中からは中村憲剛が久々に公式戦に登場。軽快なタッチで攻撃を組み立ててみせる。終盤は川崎がしっかり主導権を握りながら、試合を進める。
そして最後は明治大が渾身のアタックで、決定機を作り出したが……須貝英大のフリーのシュートは枠の外へ。
結局試合は1-0で、川崎が競り勝ち3回戦にコマを進め、天皇杯初制覇に向けて一歩を踏み出した。
決勝は東京五輪イヤーの2020年元日、新国立競技場だ。
[文:サカノワ編集グループ]