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【川崎×チェルシー】ランパード監督「競技性高い一戦に」、鬼木監督「主導権握る」

Jリーグワールドチャレンジ2019に臨む(左から)川崎の小林、鬼木監督、チェルシーのランパード監督、マテオ・コヴァチッチ。(C)SAKANOWA

19日のJリーグワールドチャレンジへ両雄が決意!

 明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019の公式記者会見が7月16日、神奈川県横浜市内のホテルで行われ、川崎フロンターレの鬼木達監督と小林悠、一方チェルシーFCのフランク・ランパード監督とマテオ・コヴァチッチが出席し、19日の試合に向けて、それぞれ抱負を語った。

 今季就任したチェルシーのランパード監督は、「再び日本に来ることができて嬉しく思います。現役時代に来て以来になり、当時も素晴らしいサポートと温かくもてなしてくださいました。金曜日は日本の素晴らしいチームとの競技性の高い試合になるでしょう。プレミアリーグの新シーズンに向けた重要な試合。楽しみにしています」と、まず再来日を喜んだ。

 一方、迎え撃つ川崎の鬼木監督は、「チェルシーという素晴らしいチームと対戦できること楽しみにしていました。多くのファンとサポーターが訪れるなか、楽しいゲーム、何より魅せられるゲームをしたい」と意欲を示した。

 また、小林は「今、どれだけ通用するかをぶつけていきたい。やるからにはしっかり勝ちを狙って、チーム一丸で戦いたいと思います」と、コヴァチッチも「私も楽しみにしています。次のシーズンに向けてとても重要な位置づけ。ファンの皆さんの前で良い試合をしたい」と、いずれも”真剣勝負”で挑む姿勢を示した。

 また、ランパード監督は「まだ始動から1週間しか経っておらず、この段階で質とエネルギーのある日本のトップチームと対戦できることは、私たちにとってチャレンジでもある。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグと、いろいろなスタイルを持ったクラブとの対戦を控えており、意味のある試合になります」と、あくまでも”チャレンジャー”として挑むと、この試合の位置づけを語った。

 そしてランパード監督は金曜日の試合での「スタメン」について、次のように明かした。

「スタメンについて、今はお話できません。というのも自分でも分からないからです。色々なシステムや練習を試す必要があり、試合の中でいろいろ見極めないといけません。体調やフィットネス、そして個々がグループでプレーしたらどうなるのか、しっかり見ていきたい。この金曜日のみに集中せず、一つの流れとして試したいと思います」

 そして鬼木監督は首位FC東京との多摩川クラシコで3-0の快勝を収めたことを受けて、あくまでも本気モードで挑むと意欲を示した。

「先日はいいゲームができたと思います。だからこそ、世界トップチームにどれだけ通用するのか、思い切ってぶつけたい。チェルシーは、自分たちが求めている攻守の切り替えなど非常に素晴らしいものがあるので、そこが通用するのか本気で戦ってみたい。観ている人に楽しんでもらえるように、主導権を握っていきたいです」

 試合は7月19日19時から日産スタジアムで行われる。チケットは好評発売中だが、残り少なくなっている。また、試合の模様は、フジテレビ系列で全国生放送され、DAZNでもライブ配信される。海外でもRakuten Sportsなどで配信される。

 試合は90分(延長、PKはなし)で各チーム9人まで交代可能。外国籍選手はJリーグは5人+提携国枠、外国チームは制限なし。勝利チームにはウィナーズプレートが贈呈され、明治安田生命マン・オブ・ザ・マッチには賞金100万円が贈呈される。さらに、最も印象に残った選手、貢献度の高い選手には、ヨコハマタイヤ賞として、「アドバン・スポーツ V105」1セットが贈られる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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