【川崎】「めちゃくちゃ強かった」主将の小林悠が語ったチェルシーの凄み
チェルシーの先発メンバー。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ボールを奪いに行きたいけれども、行けばかわされる。
[JリーグWC] 川崎 1-0 チェルシー/2019年7月19日/日産スタジアム
川崎フロンターレのFW小林悠はJリーグワールドチャレンジ2019のチェルシーFC戦、当初予定通りの前半45分間プレーした。親善試合とはいえ、ある程度の『本気モード』で臨んできた前半のチェルシーに対し、ボールを奪いに行きたいけれど、行けばかわされる……という状況が続き、「めちゃくちゃ強かったです」と振り返った。川崎の主将は1-0で勝利を収めたことは喜んだものの、決して満足はしていなかった。
「前半は正直、めちゃくちゃ強かったです。ボールを取りに行っても取れない。『前半の45分で前線は替わる』と言われていたので、『前から思い切って行こう』という話はしていました。ただ気候(暑さ)もあったし、全然、ボールを奪えないのに行って、攻撃の力が残っていないという状況が続きました。
奪いに行っても、ボランチの二人が上手くて、いなされ続けました。ちょっと行かないでブロックを作ってみても良かったのかなと途中から思いました。行きながらも、『これは取れないな』と思っていて、やっぱり上手かったです」
昨季FAカップとヨーロッパリーグを制したプレミアリーグの強豪を相手に、得るものは多かったという。
「(チームメイトとは)あのレベルを体験できたのは良かったね、という話をしました。
守備を意識しすぎると攻撃に力を出せなくなってしまう。そうすると良さを出せない。途中でシフトチェンジというか、攻撃がもっと生きるように、守備でもうちょっとコンパクトにできて、それを試合途中に判断できればと思いました」
Jリーグ3連覇に向けて――。選手個々はもちろん、チームとして、未知なる体験を積む貴重な機会となった。
川崎は次戦、J1リーグ20節の大分トリニータ戦がホームで7月27日に組まれている。
[文:サカノワ編集グループ]