清水エスパルスFW北川航也がラピッド・ウィーン移籍で「基本合意」か
北川航也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
『スカイ・オーストリア』が報じる。来週にも何かしら動きか。
衛星放送『スカイ・オーストリア』は7月20日、オーストリアリーグのSKラピッド・ウィーンが清水エスパルスのFW北川航也の獲得を進めていると報じた。
記事によると、チームは3-5-2を基本布陣としていて、最前線に入るセネガル人の俊足FWアリウ・バジのパートナーを探していたなかで、日本人ストライカーに白羽の矢が立ったという。「22歳の北川は来週にもウィーンに来てサインをする準備ができている」とレポートしている。
また、その情報を伝える記者のツイートでは、「日本代表8試合に出場している北川は、すでにラピッド・ウィーンと移籍に関する基本合意に達している」と書き込まれている。現在清水との契約が2020年1月までと見られており、改めて契約を結ばない限り、このタイミングでなければ違約金(移籍金)が発生しなくなってしまう可能性がある。
22歳の北川は今季のJ1リーグ20試合6ゴール3アシストを記録。ルヴァンカップでも3試合1ゴールを決めている。日本代表では8試合1アシスト。7月20日のホームでの20節・FC東京戦はフル出場を果たしたものの0-2で敗れている。両足を自在に使い分けられるところが魅力で、目下、左足からの今季得点数4ゴールはリーグ1位だ。
フィールドプレーヤーでは清水から岡崎慎司以来となる日本代表に選ばれた北川が、その背中を追うように欧州挑戦の扉を開くのか。クラブから週明けにも何かしら発表があるのか注目が集まる。
北川は1996年7月26日生まれ、静岡県静岡市出身。清水ユースから2015年に昇格を果たし、プロ通算5シーズン目を迎える。180センチ、74キロ。これまでの通算成績は、J1リーグ85試合25得点14アシスト、J2リーグ30試合9得点5アシスト。日本代表8試合1アシスト(そのうちアジアカップが3試合1アシスト)。
ラピッド・ウィーンは1899年に設立されたオーストリアの首都ウィーンをホームにする名門クラブで、オーストリア・ブンデスリーガで過去最多33回の優勝を誇る。近年は南野拓実の所属するRBザルツブルクなど新興勢力に押され気味で、昨季はレギュラーシーズン7勝6分9敗で8位、1部残留プレーオフは13勝7分12敗で1位通過している。
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[文:サカノワ編集グループ]