阿部、槙野、宇賀神…西川周作が語った感謝。トーマス・デンには“挑戦状”！

「来年Ｊリーグで対戦したい」

[J1 37節] 浦和 0-1 清水／2021年11月27日14：00／埼玉スタジアム

　J1リーグ浦和レッズのGK西川周作が11月27日、清水エスパルス戦のあとオンラインによる取材に応じて、この試合後にセレモニーが行われた今季で引退する阿部勇樹、そして退団する宇賀神友弥、槙野智章、トーマス・デンへの想いを語った。

　この日が今季、ホームでのリーグ最終戦。それぞれが最後にサポーターへあいさつをして、槙野からは試合後の勝利の凱歌を共に歌う“リーダー”に指名された。

「阿部選手はもちろん、宇賀神選手、槙野選手、そしてトミー。偉大な選手とこれまで一緒に戦えたことを非常に嬉しく思いますし、感謝の気持ちしかありません。今日は何としても勝って送り出したい思いがありました。

　阿部選手は、自分にとってプロの鑑。浦和に来てから、サッカー以外のことでもお世話になり、背中で浦和を引っ張っていく姿勢をずっと見てきました。アベちゃんのようなキャプテンシーを持った選手はなかなかいません。来季は若い選手がチームを引っ張っていかなければいけない時期になってきたと思います」

　そして宇賀神と槙野はまさに仲間だったという。

「マキとウガはいつも僕を笑わせてくれて、『シューちゃん、シューちゃん』と人懐っこく、一緒に過ごす時間も長かったです。今日のセレモニーは、自分にとっても辛く悲しかったですが、彼らが言っていたように、これから中心となって、浦和の責任を持ちながら、やらなければいけなという使命をしっかり受け止めました」

　そしてオーストラリア代表にも選ばれるデンには、「トミーの人柄や性格は、なかなかいないタイプ。今もチームのことを一番に考えてくれています。Jリーグで来年対戦したいです。感謝しています」と、ピッチでの対決を楽しみにしていた。

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[文：塚越始]