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【ドイツ紙】酒井高徳が「ポルディのチームへ?」と神戸移籍の可能性を示唆

ハンブルクの酒井高徳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

西大伍、初瀬亮を獲得しているだけに可能性は低そうだが…。

 ドイツ最大部数を誇るタブロイド紙『ビルド』WEB版は7月19日、ブンデスリーガ2部ハンブルガーSVの元日本代表DF酒井高徳の去就について、ヴィッセル神戸へ移籍する可能性があるのではないかと報じた。

 1年での1部復帰を果たせなかったハンブルクのなかで、日本人選手の酒井に対し、一部のサポーターからの痛烈なブーイングが止まない。そういった背景もあり、2020年6月までハンブルクと契約を結ぶ28歳の守備のスペシャリストは、移籍先をこれまでも模索してきたと言われる。

 そのなかで同紙は神戸行きについて示唆している。

「仲介人(代理人)は移籍先を探しているが、まだ見つかっていない」

「酒井は日本へ帰国することが考えられ、このほど就任したトルステン・フィンク、元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキと、これまでにもつながりがある」

 そのように触れている。ドイツでのエージェントグループが共通であるようだが、ただし、その程度にとどまっているとも言える内容だ。

 今季、神戸は右サイドバックに鹿島アントラーズから日本代表の西大伍、左サイドバックにガンバ大阪から東京五輪を目指すU-22日本代表の初瀬亮を完全移籍で獲得している。彼らのコンバートも考慮するのであればあり得る話かもしれない。しかし、神戸がもしも戦力を補充するのであれば、優先すべき補強ポイントは他にありそうで、現状では獲得の可能性は低いと見ていいか。

 ハンブルクで2011年から2013年まで指揮を執っていたフィンク氏だが、その期間、酒井はVfbシュトゥットガルトでプレーしていた。

 酒井はロシア・ワールドカップ(W杯)に日本代表として臨み、ベスト16進出に貢献した。しかし、その大会後、代表からの引退を告げた。

 そして昨季ブンデス2部リーグで31試合出場1アシスト、DFBカップ4試合出場を記録(1部通算は170試合出場2得点11アシスト)。しかしチームは16勝8分10敗の勝点56で4位に終わり、1部昇格を逃した。

 もちろん両サイドバックを高いレベルでこなせる酒井を欲するチームはJリーグであれば多いはずだ。ドイツで7年半にわたってプレーしてきた経験を持つ28歳のサイドバックは、果たしてどのような決断を下すのか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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