【浦和2-0神戸】田中達也&ユンカー弾!18歳GK鈴木彩艶がイニエスタ封じて3試合連続無失点「ありえない失点」三浦監督は悔やむ
浦和のキャスパー・ユンカー。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
リカルド・ロドリゲス監督「後半はすごく改善されて良かった」
[J1 15節] 浦和 2–0 神戸 /2021年5月22日16:04/埼玉スタジアム
浦和レッズが田中達也の2試合連続、さらにキャスパー・ユンカーの3試合連続ゴールで、ヴィッセル神戸に2-0の勝利を収めた。神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは今季初先発、フル出場を果たして随所で見せ場を作ったものの、ゴールをもたらすことはできなかった。先日U-24日本代表に初選出された18歳のGK鈴木彩艶はリーグデビューから3試合連続の無失点勝利に貢献。
前半は神戸が主導権を握って、試合を進める。その流れで古橋亨梧らが惜しいシーンを作るものの、シュート精度を欠いてしまう。
すると後半、小泉佳穂と柴戸海を投入して修正を図ったホームチームが攻勢に立つ。そして折り返し早々の47分、左サイドで起点を作った汰木康也のクロスを田中がヘッドで合わせて、ゴールネットを揺らしてみせる。神戸の三浦淳寛監督が「気の緩み。絶対にあってはならない失点です。試合の入りのメンタリティを欠き、あり得ない失点でした」と指摘した、明暗を分ける1点となった。
「あの失点でバランスが崩れた」(三浦監督)という神戸を突いてホームチームがリズムを掴み出す。ただその後は神戸のトーマス・フェルマーレンを中心とした固い守備を破れずにいたが、それでも85分、ユンカーがリーグ3試合連続、通算4ゴール目のボレーを叩き込む。
このまま浦和が2-0の勝利を収めてリーグ3連勝、ホームでは5連勝と伸ばした。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「前半は支配される時間が多く、いくつか危ない場面を作られていました。前半の最後のほうから落ち着き、守備も高い位置から守れるようになり、後半はすごく改善されて良かったと思います。予想していた通りの難しい試合になりましたが、そのなかで選手たちは良くやってくれました」と勝利を喜んだ。
浦和は8勝2分5敗(18得点・17失点)の勝点26で暫定6位に浮上。一方、神戸は6勝6分3敗(19得点・15失点)で勝点24のまま。
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[文:サカノワ編集グループ]