久保建英対ソン・フンミンが実現か。30日にレアル・マドリー対トッテナム!
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
2日間の連戦になるためターンオーバー必至。
[アウディ杯] レアル・マドリード – トッテナム/現地2019年7月30日(日本時間7月31日1:00)/アリアンツ・アレーナ
「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ」(ICC)を終えて欧州に戻ったレアル・マドリードが、今度は現地時間7月30日からドイツ・ミュンヘンでの親善大会「アウディカップ」に臨む。30日の準決勝はプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCと対戦する。
ICCでのレアルは、アーセナルに2-2からPK戦の末に勝利を収めたものの、バイエルン・ミュンヘン、アトレティコ・マドリードに敗れた。しかも3試合トータルで、3得点しか奪えなかった一方、12失点を喫した。
プレシーズンの段階とはいえ、チーム状態は深刻ではないか? 『マルカ』紙はこの結果を受けて、「ジダン監督の5つの過ち」と題した記事を掲載。「アザールが加わった以外、メンバーが変わり映えしない」「システムは4-2-2も試したが、結局4-3-3に落ち着こうとしていて変化がない」「前半のうちに8失点を喫しているが、対応力がない」「久保、ロドリゴら若手の起用法が後手を踏んでいる」「ジダン監督は上辺でしか批判しない」など、課題を挙げている。
このなかで、久保とロゴリゴの起用について、バイエルン戦の後半に好パフォーマンスを見せた勢いを買って、次のアーセナル戦(揃って出場機会なし)でも起用すべきだった、と指摘している。18歳の二人への期待をうかがわせる。
レアル・マドリードは今度はミュンヘンに舞台を移し、フレンドリーマッチ2試合に臨む。まず現地7月30日(日本時間31日1時)から、プレミアリーグ昨季4位のトッテナムと対戦。勝った場合は翌31日、ICCに続き再びブンデスリーガ7連覇中のバイエルンかトルコ1部の名門フェネルバフチェSKの勝者と決勝戦を行う。また、負けた場合も「3位決定戦」として、別カードの敗者と戦うことになっている。
つまり連戦となるため、久保が先発起用される可能性は、これまで以上に高い。もちろん他にも有望株が多く揃うだけに、プレシーズンとはいえスタメンで出ることはやはり容易ではないが――果たしてジダン監督はどのようにこの2試合を位置付けているのか。
もしかすると、2年連続プレミアリーグ12ゴールを決め、昨季はチームをUEFAチャンピオンズリーグ(ACL)決勝まで導く活躍を見せたトッテナムの韓国代表ストライカーのソン・フンミンと久保の対決が、さっそく実現するかもしれない。
できれば久保をそろそろ主戦場の右ウイングで見たいところだが……。もちろん、久保が2試合目に起用される可能性も十分ある。いずれにせよ、注目を集める戦いがさらに続く。
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[文:サカノワ編集グループ]
Title:Real Madrid – Tottenham Hotspur.Will the battle between Takefusa KUBO and Son Heung Min be realized?