緑ユニのレアル勝利!久保はモドリッチとがっちり握手、3得点のベンゼマがチームメイトを語る
プレシーズンのアウディカップ、フェネルバフチェ戦。緑色のサードユニフォームで臨んだレアル・マドリード。(C)Audi Cup 2019
途中出場の久保は右足の決定的シュートをセーブされる。
[アウディ杯] レアル・マドリード 5-3 フェネルバフチェ/2019年7月31日(日本時間8月1日)/アリアンツ・アレーナ(ドイツ・ミュンヘン)
「アウディカップ」の3・4位決定戦、スペイン1部リーグ(プリメーラ・ディビシオン)のレアル・マドリードがトルコ1部のフェネルバフチェSKとの撃ち合いを制し、5-3の勝利を収めた。このプレシーズン、レアルの90分間での勝利は初。通算5試合の結果は、2勝(1PK勝ち)3敗。久保建英は73分にウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデと交代でピッチに立ち、その勝利に貢献した。
カリム・ベンゼマがハットトリックを達成するなど収穫もあった一方、相変わらずの守備のルーズさも目に付いた。そのなかでレアルが4-3と1点リードした73分、久保がトップ下に入った。
今回は緑色のサードユニフォームを着用。背番号26の久保は、やや左サイドに抜けるフリーランの動きで相手を引き出して、79分、アリアーノのチーム5点目に間接的にかかわった。また、自身も右足でゴール隅を突くコントロールショットを放ったものの、相手GKにセーブされてしまい、初ゴールはおあずけとなった。
最後はレアル・マドリードに5-3で軍配が上がった。レアルはこのプレシーズン、90分間での初勝利を収めた。その勝利の瞬間にピッチに立っていた久保は、ルカ・モドリッチらチームメイトと一人ひとりとがっちり握手をかわして、健闘を称え合った。
主催者発表のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたベンゼマは、「勝ったことが大事。プレシーズンは、プレーのスピードと質、レベルを高めるためにある。私たちはしっかり練習し、少しずつ前進している。いつだって勝ちたいと思っているが難しい。今日はそれを果たせたし、リーガの開幕までしっかり練習を続けていきます」と喜んだ。
また、ベンゼマはチームメイトについて、「ここにいるのはとてもいい選手ばかり。その全員が常にフルの状態で、毎試合リズムを掴もうと取り組んでいます。それが何より大事なこと」と、刺激し合いながらチーム全体のレベルを上げていると言い、「僕らはリーガ開幕に向けて、高いレベルに到達しなければいけません。僕の調子は良いし、さらに良いレベルに辿り着くために時間をかけていきます」と抱負を語った。