レアル久保にチャンス!ヴィニシウスが「カスティージャ」登録に
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ロドリゴも。『アス』紙は「サプライズ」、『ラ・ラソン』は「戦略的」と久保起用の可能性を報じる。
スペインの『アス』紙は、レアル・マドリードのブラジル人選手であるヴィニスウス・ジュニオール(19歳)とロドリゴ(18歳)が2019-20シーズン、まず3部リーグに所属するBチームの「カスティージャ」に登録されたとレポートしている。
ヴィニシウスはすでに昨季トップチームのリーグ戦で18試合に出場している。そのため今季トップでは10試合以上は出られない。年齢を考慮しての措置だというが、記事では「驚きだ」と報じている。
トップチームのEU圏外の出場可能枠は3人。ウルグアイ人のフェデリコ・バルベルデ(20歳)は間もなくEU圏のパスポートを取得する予定で、ブラジル人のエデル・ミリトン(21歳)、そしてヴィニシウスとロドリゴがその「3枠」に登録されると見られていた。
今回は、これからの補強動向を見極めることや、いずれはヴィニシウスはトップチームにするための当面の措置かもしれない(公式ホームページでは、トップチームの選手リストに写真が掲載されている)。
ただ状況的には、外国籍選手枠の問題をクリアすれば、久保が開幕からトップチームに絡める可能性が出てきたことになる。あるいは、久保、ヴィニシウス、ロドリゴとトップチーム入りを懸けて、カスティージャでともに戦うこともあるのか?
実際スペインの日刊紙『ラ・ラソン』は、「ヴィニシウスのカスティージャは何を意味するのか?」と題した記事をさっそく掲載。より戦略的なもので、久保の起用も可能になることを説明している。
久保はユース世代の最も高いカテゴリーにあたる「フベニールA」に登録して、カスティージャで戦うことが基本線となっている。フベニールであれば、各カテゴリーへの行き来が自由。トップチームでもEU圏外の選手枠の問題さえクリアされれば、10試合以上、出場が可能となる。
レアルはこのあと、アメリカで開催される「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ」に臨む。チームは21日日本時間9時からバイエルン・ミュンヘン、同24日18時からアーセナルFC、同27日8時30分からアトレティコ・マドリードと対戦する。
関連記事:【壮行セレモニー全文】久保建英「東京を背負って世界へ」FC東京からレアル・マドリードへ旅立ちの決意
[文:サカノワ編集グループ]