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「ファウルスローなんですね…笑」浦和DF酒井宏樹、ルールを“分かりませんでした”と謝罪

浦和の酒井宏樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

競技規則の「スローイン」の項目によると――。

[J1 23節] 浦和 3–1 川崎/2022年7月30日19:00/埼玉スタジアム

 J1リーグの浦和レッズが3-1で川崎フロンターレに勝利を収めた一戦、浦和のDF酒井宏樹が35分に片足を上げてスローイングをしてファウルスローの反則を取られる珍しいシーンがあった。日本代表サイドバックは8月1日、自身のインスタグラム(@hiroaki.sakai_19)のストーリーズを更新し、この件について“謝罪”している。

 酒井はそのファウルスローの写真とともに、次のようにコメントしている。

「ファウルスローなんですね…笑

日本に移籍してきてもう2回くらい取られていますが
これまで欧州での9年間取られていなかったので
恥ずかしながらルールがわかりませんでした。


審判の方々すみません。これから気をつけます」

 サッカー競技規則の「スローイン」の項目では、次のように記されている。

スローインは、グラウンド上もしくは空中でボールの全体がタッチラインを越えた時、最後にボールに触れた競技者の相手競技者に与えられる。

スローインから直接得点できない。

・ボールが相手チームのゴールに入った場合
― ゴールキックが与えられる。


・ボールがスローワーのゴールに入った場合
― コーナーキックが与えられる。

◎進め方

 ボールを入れる時、スローワーは、次のようにボールを投げなければならない。

・競技のフィールドに面して立つ。
・両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。
・ボールが競技のフィールドを出た地点から、両手でボールを頭の後方から頭上を通す。

すべての相手競技者は、スローインが行われる場所のタッチライン上の地点から2メートル(2ヤード)以上離れなければならない。

ボールは、競技のフィールドに入った時にインプレーとなる。ボールが競技のフィールドに入る前にグラウンドに触れた場合、同じ地点から同じチームによるスローインが再び行われる。スローインが正しく行われなかった場合、相手チームがスローインを再び行う。

競技者がスローインを正しく行い、不用意でも、無謀でも、または過剰な力を用いることもなく、意図的にボールを相手競技者に向けて投げて、はね返ったボールを自分のものとした場合、主審は、プレーを続けさせる。

スローワーは、他の競技者が触れるまで再びボールに触れてはならない。

 ちなみにここに書かれた「両手でボールを頭の後方から頭上を通す」を知らず、バスケットボールのフリースローのように頭上で手を止めてファウルを取られるケースも比較的多い。

 また、J1リーグや国際試合ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の採用により、スローインがAPP(アタッキング・ポゼッション・フェイズ ※得点やPKなどに至った攻撃の起点)になる場合がある。そこで明らかなファウルスローだと得点が取り消される可能性も高まるだけに、確かに注意したいところだ。

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