×

サラゴサ守護神が語る香川加入効果「全員の尊敬と信頼をさっそく掴んだ」

サラゴサに加入した香川が約7000人のサポーターから祝福された。(C)Real Zaragoza

「こんなにヒエラルキーの高い選手が来たことに驚くよ」

 スペイン2部のレアル・サラゴサの守護神でありチームの象徴と言える存在の元アルゼンチン代表GKクリスティアン・ダリオ・アルバレスが8月14日、さっそく日本代表MF香川真司の加入効果があったと語った。スペイン紙『マルカ』に、そのインタビューの模様が掲載された。

 加入3年目になるクリスティアンは新加入選手全般について、「すべての選手のクオリティが高く、良い選手ばかりです。彼らは何かを手に入れようというハングリーさを持っています。明確であり共通の目標を持ち、謙虚さと仕事への意欲を感じます」と、その顔触れに好印象を抱いていた。

 そのなかでボルシア・ドルトムントから加入した香川について、次のように語っている。

「こんなにヒエラルキーの高い選手がこのクラブに来るなんて、非常にポジティブなことです。彼はスペインと海外から多くの注目を集めてきました。クオリティの高い街で、多くの熱意を生み出してきました。

 しかも、この短時間で、もう私たち全員の尊敬と信頼を掴んだんだ。素晴らしいクラブで素晴らしいタイトルを獲得してきましたが、非常にシンプルに――良い人です。できるだけ早く適応できるのではないでしょうか」

 そのようにサラゴサの守護神は、香川の人柄を絶賛していた。「2万6000人が年間チケットを購入していて、歓迎セレモニーには、この街の7000人が訪れたんだよ!」と、香川の魅力に加え、サラゴサのパワーについても改めて感嘆していた。

 そしてクリスティアンは新シーズンに向けて、「開幕スタートは、いつも狙っています。ただ特定の期間だけ成績が良くても意味がなく、目標は来年6月です」と、シーズン終了時に笑顔で終わること=1部昇格への決意を示していた。

 スペイン2部リーグは今週末に開幕を迎える。サラゴサは8月17日(日本時間18日4時)から、CDテネリフェとホームで対戦する。香川の新たな戦いと冒険が始まる。

関連記事:長谷部が日本の育成に言及。高校年代以降の「伸びは正直ドイツと差がある」

[文:サカノワ編集グループ]

Topics:GK Cristian Darío Álvarez of Real Zaragoza talks about Shinji KAGAWA.

Ads

Ads