スペイン紙が香川デビューを「プレミアの証明」と評価。守備面にも言及
サラゴサの香川真司。(C)Real Zaragoza
チームメイトは「この強力な選手をいかに生かしていくか」と課題を挙げる。
[スペイン2部 1節] レアル・サラゴサ 2-0 テネリフェ/2019年8月17日/ラ・ロマレーダ
ドイツ1部のボルシア・ドルトムントからスペイン2部のレアル・サラゴサに完全移籍で加入した香川真司が8月17日にCDテネリフェとのリーグ開幕戦にトップ下で先発出場を果たした。背番号「23」をつけた30歳の日本代表MFは79分までプレーし、2-0の勝利に貢献してみせた。
スペイン紙『マルカ』は8月18日、「香川、プレミアの証明」と題し、開幕戦のパフォーマンスについてのレポートを掲載した。
記事では、サラゴサに合流間もない香川だが、「開始2分にそのクオリティの高さを示した」と、チャンスにつなげたファーストプレーでさっそくインパクトを残したという。
無駄のない動き、マーカーを振り切るターン……そういった前線に変化を与えたプレーを評価。80分間プレーして交代する際は、スタンドから大歓声が送られた。
チームメイトのジャヴィア・ロスは香川のプレーについて、「素晴らしいセッション。大きな希望でありさっそく違いを生み出していた。とても強力な選手であり、上手くチームに生かしていかなければいけない」と、今後への期待を語っている。
また、同紙は「彼は加えてディフェンス面でもタスクをこなすことで勝利に貢献した」と、守備の貢献度にも着目していた。そして、「1部復帰という目標を叶えるまで、その笑顔をぜひ見せ続けてほしい」という一文で締めていた。
香川は試合後の公式サイトなどの取材で、「(チームメイトについて)みんな非常に、チームのために戦う選手が多いです。そういったところで、僕もチームのためにできるように、いろいろな要求をしていきたいと思います。(自身のプレーについて)タフな試合でした。僕自身もプレシーズンはほとんど試合をしていないので、これからコンディションを上げて、チームとの連係を高められれば、もっといいサッカーができると思います」と語っていた。
サラゴサは次節8月25日(日本時間26日1:00開始)、SDポンフェラディーナとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]