バルサ衝撃の16歳ファティと久保が6年前に共演。映像発見、二人でゴールも決めていた
2013年に"共演"していたファティ(左)と久保(右)。※『マルカTV』より
バルセロナのカンテラで。ギニアビサウ出身の新星がクラブ史上2番目の若さでデビュー。
バルセロナFCでクラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でデビューしたギニアビサウ出身のFWアンス・ファティが、2013年のカンテラ時代、久保建英とプレーしていた試合映像が発見され、スペインメディア『マルカ』が運営する動画サイト『マルカTV』で公開された。久保のアシストからファティがゴールを決めるシーンも収まっている。
リオネル・メッシやルイス・スアレスといったアタッカー陣がケガのリハビリのため不在のなか、リーグ戦のカンプ・ノウ初陣となった2節リアル・ベティス戦(〇5-2)、後半途中から12分間プレーして、右ウイングのポジションから積極的に仕掛けていった。
そうしたなか、『マルカTV』はファティと久保が2トップを組んで臨んだ2013年の下部組織によるバルセロナ対セルタ・デ・ビーゴ戦の映像を公開。10番をつける11歳のファティはすでに体が一回り周囲からは大きく、なおかつダイナミックさと繊細さを併せ持つプレーで圧倒。あらゆる形からゴールを決めている。
9番の12歳久保はファティのシュートのこぼれ球に反応したが、ショットは枠を捉え切れず。続いて、久保の仕掛けからボールをサイドに流し、そこにいたファティがループシュートで得点!「久保―ファティ」のコンビでゴールを攻略している。
記事では「当時まだ11歳だったファティのゴールのほとんどが、久保からのアシストによってもたらされていたことに気付きました。そのユーストーナメントには、2つの大きなタレントがいたのです」と書かれている。
そして「ファティは今回16歳でデビューし、久保はレアル・マドリードを選んでRCDマジョルカに期限付き移籍をしていますが、ライバルでもある二人の輝くタレントを今後もシニアリーグ(1部リーグ)で見守っていけるでしょう」とも期待を寄せる。
二人はバルサのカンテラの前線をけん引してきた。それだけにファティのデビューは、久保にとっても刺激になったに違いない。久保が自らの存在を示すためにも、一日も早いデビューを果たしたい。
また、ユースチームであるフベニールA所属のファティは、今後、バルセロナBで安部裕葵とともにプレーする機会も出てきそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Ansu Fati and Takefusa Kubo were playing together on a FC Barcelona youth team.