レアル久保がいれば…イスコ負傷離脱。アザール、ハメスに続き6人目
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
プレシーズンのツアーが影響?アタッカー陣に集中。
レアル・マドリーは8月28日、イスコが右大腿部を傷めて戦線から離脱したと発表した。スペイン紙『マルカ』は紙面の一面で、ケガ人続出のトップチームの厳しい現状を特集している。イスコは全治まで約3週間と見られる。
レアル・マドリードの公式サイトによると、現在別メニュー調整をしているのは、イスコに加え、マルコ・アセンシオ、エデン・アザール、ハメス・ロドリゲス、ブラヒム・ディアス、そしてロドリゴの計6人。アタッカーに集中している。
チーム立ち上げからすぐにアメリカ、ドイツへの遠征を敢行。じっくり体を呼び覚ますとともに鍛え、体力をつけることができなかったことが、さっそく影響しているか。これまでにケガに泣いてきたガレス・ベイルが元気であるのは、現時点ではプラスに働いている。
2週間前にRCDマジョルカへ期限付き移籍を決めた18歳の日本代表MF久保建英だが、ジネディーヌ・ジダン監督は基本的にトップチームの練習に常に招集していた。ここまで負傷による離脱者が出ると、今週末9月1日のアウェーでのビジャ・レアル戦ではメンバー入りのチャンスがあったかもしれない(EU外の外国籍選手枠の問題もクリアされる)。
もちろん、彼らはいずれ戦列に復帰してくる。チャンスは非常に限られる。
ただ、クラブとして純粋に久保のようなフレッシュな戦力が今刺激を与える意味でも求められていたように感じるが……。もちろん、今となってはないものねだりになってしまう。ジダン監督は今週もカスティージャから3、4人の選手をトップチームに帯同させている。
リーグ開幕から、レアル・マドリードはこれまで1勝1分け、ビジャレアルは1分1敗と勝ち星なし。
また、久保の所属するマジョルカは今週末の9月1日、昨季リーグ4位の強豪バレンシアCFとアウェーで対戦する。前節のレアル・ソシエダ戦(●0-1)はメンバー外だった久保だが、メンバー入りとスペイン公式戦デビューの期待が懸かる。
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[文:サカノワ編集グループ]