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ベルギーデビュー戦で衝撃決勝弾の三好康児「もっと見せていきたい」

三好康児。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

87分に左足でぶち込み、アントワープ勝利!

[ベルギー1部 6節] アンデルレヒト 1-2 アントワープ /2019年9月15日/コンスタン・ヴァンデン・ストック

 ロイヤル・アントワープFCの三好康児が、ベルギーの地で衝撃デビューを果たした。この夏、海を渡った22歳が、試合終盤に途中出場から新天地での公式戦初のピッチに立つと、いきなり左足でシュートをねじ込み、チームに2-1の勝利をもたらした。

 今季川崎フロンターレから横浜F・マリノスへの期限付き移籍でプレーし、コパ・アメリカ(南米選手権)で日本代表デビューを果たし、ウルグアイ戦で2ゴールを奪取(国際Aマッチ3試合2得点)。そして初の海外移籍を果たした三好が、ベルギーにも勢いを持ち込んだ。

 1-1で迎えた83分、途中交代で前線に投入される。迎えた87分、赤いユニフォームの背番号19が右サイドからのクロスを中央で受けると、左足でシュート。一旦はDFにブロックされたが、そのこぼれてきたところを、さらに間髪入れず再び左足で振り抜くと、ボールはGKの頭上を越えて、ゴールネットに突き刺さった。まさに”ぶち込んだ”と言える一撃だった。

 試合はそのまま2-1で終了。アントワープは4勝2敗で、首位スタンダール・リエージュと勝点3差の5位につけた。

 三好の試合後のコメントがベルギーのオランダ語サッカーサイト『Voetbal krant』に掲載された。殊勲のアタッカーは次のように語ったという。

「すごく幸せです。アントワープは強いチーム。それを今日改めて示せました。ゴール? なぜ僕がここに来たのか――それはゴールを決めてプレーの質を示すこと。しかし、もっと良くしていけます。もっともっと見せていきたいです」

 また、チームメイトのトルコ代表GKシナン・ボラトは三好について、「ミヨシはまだここに来て間もないけれど、練習中からあっと驚かせるようなトリッキーなプレーを見せていた。そのクオリティの高さを、さっそく見せてくれたね」と語った。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Koji Miyoshi of Royal Antwerp FC scored a goal in his debut match.

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