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解任報道の風間監督「名古屋ファン感登場せず」「本屋のトークショーキャンセル」

名古屋の風間八宏監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

クラブは「多大なるご心配」と公式見解を発表するも、指揮官の続投を明言せず。

 J1リーグ・名古屋グランパスの風間八宏監督の解任が決定的と報じられた翌21日、その指揮官を巡り動きがあった。

 名古屋は21日朝、クラブの公式ホームページで、「当社に関する一部報道について」と題して次のように発表した。

「昨日(9/20)、一部報道機関より、風間八宏監督に関する報道がございましたが、当社が発表したものではございません。

 このような報道があったことにつきまして、いつも名古屋グランパスを支えてくださっているファミリーの皆さまをはじめとする名古屋グランパスに関わる全ての皆さまには、多大なるご心配をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。

 なお、本日執り行いますファン感謝デー『LOVE GRAMPUS Festa 2019』につきましては、当初の予定通り、9時に天候の状況による開催有無をお知らせいたします。

 株式会社名古屋グランパスエイト」

 そのように、むしろ「ファン感謝デー」の開催可否に重きが置かれ、指揮官の続投を明言していない。

 そしてファン感謝デーは予定通り、パロマ瑞穂スタジアムで行われた。しかし、風間監督はファンの前には一度も現われなかったということだ。

 また、三洋堂書店(アカウントは @GOGO_SANYODO )の新開橋店で9月22日午後に開催予定だった風間監督のトークショーイベントが、キャンセルになった。同書店は次のように発表している。

【中止のお知らせ】

9/22(日)13時 三洋堂書店新開橋店にて開催予定風間監督トークイベント・サイン会は、諸般の事情により中止させて頂くこととなりました。

直前での対応になり、誠に申し訳ございません。

当日の整理券をお持ちの方は近くの三洋堂書店にて返金対応させて頂きます。

 こうした状況を踏まえると、風間監督の解任は決定的と見ていいだろう。すでに後任監督が名古屋入りしていることも考えられる。

 その後任には、名古屋で指揮を執った経験のあるアーセン・ヴェンゲル氏(前アーセナルFC/プレミアリーグ)、ドラガン・ストイコビッチ氏(広州富力/中国1部)、さらに近年J1での監督経験のあるランコ・ポポヴィッチ氏(前SKNザンクト・ペルテン/スイス・元大分トリニータ、FC東京など)、マッシモ・フィッカデンティ氏(前サガン鳥栖)ら外国籍の監督が候補に挙がっていた。そして現在無所属のなかから絞られ、フィッカデンティ氏の就任が有力視されている。

 名古屋は現在、リーグ8勝7分11敗(39得点・40失点)の勝点31で11位に低迷し、J1・J2入れ替え戦枠である16位のサガン鳥栖に勝点4差(J2自動降格圏17位の松本山雅FCには勝点7差)まで詰め寄られている。

 チームは再開後の9月28日の27節、サンフレッチェ広島とアウェーのエディオンスタジアム広島で対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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