香川真司の『新相棒』ガーナ代表FWが謙虚に手応え「多くのことを学んでいる」
サラゴサの香川真司。(C)Real Zaragoza
24歳のラファエル・ドワミーナに覚醒の予感が漂う。
[スペイン2部 7節] レアル・サラゴサ – CDルーゴ /2019年9月21日/エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ
スペイン紙『マルカ』はこのほど、スペイン2部リーグのレアル・サラゴサで今季プレーするガーナ代表FWラファエル・ドワミーナの好調ぶりを取り上げるレポートを掲載した。香川真司の新たな”相棒”と言えるストライカーは、自らのパフォーマンスも周囲とのコンビネーションも「もっと良くしていける」と手応えを得ているという。
ドワミーナはレバンテUDから今季期限付き移籍で加わり、これまでスペイン2部で5試合2ゴールを記録している。身長184センチの屈強かつスピードを備えたストライカーは香川との相性も良く、まさに「剛」と「柔」の関係を築けている。
「もっと良くなれると感じています。監督の指示にしっかり耳を傾けていきたい。私はスピードが武器ではあるけれど、これをチームのために生かしたい。スピードのみならず、パワーやフィジカルもね。それに自分はチームメイトから多くのことを学ばせてもらっています。みんなも私の活かし方を理解してきたように思います」
そのように本人は謙虚に語る。
実際ドワミーナは開幕から3試合無得点だったが、最近の2試合で連続ゴールを決めている。しかも、チームは無敗をキープ。まだまだ改善し、さらに強くなれると感じているというのだ。
前節のエストレマドューラUD戦(〇3-1)は、ドワミーナ、香川、そして2トップを担うもう一人のストライカーであるコロンビア出身のルイス・スアレス(5試合・4得点)と、前線の3人が全員ゴールを決めた。いずれも今季加入したトライアングルが試合を重ねるごとに連係を高め、一段と脅威を増している。
サラゴサはミッドウィークに組まれていたCFフエンラブラダ戦が、フエンラブラダの選手・スタッフの集団食中毒により延期に。仕切り直しとなる今週末は、1勝4分1敗で13位のCDルーゴとホームで対戦する。
香川はこれまでリーグ戦5試合連続でスタメン出場し、2ゴールを記録。サラゴサは4勝1分の無敗をキープし、暫定3位につけている。
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[文:サカノワ編集グループ]