マジョルカ久保が初アシスト!ヘタフェから意地のヘッド弾演出。しかし試合は敗れる
マジョルカの久保。(C)RCD_MALLORCA ※クラブ公式ツイッターより
右サイドからピンポイントクロスを放つ。
[スペイン1部 5節] ヘタフェ 4-2 マジョルカ /2019年9月22日(日本時間19:00)/コリセウム・アルフォンソ・ペレス
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)、RCDマジョルカの日本代表MF久保建英がアウェーのヘタフェCF戦で19分から交代出場した。すると0-3で迎えた70分、ドリブルで持ち込んだ右サイドからクロスを放ちアンテ・プディミルのヘディングのゴールをアシストした。これがスペインリーグでの初アシストに。さらにオフザボールの動きから2点目も演出した。しかし、試合は2-4で敗れた。
アウェーのマジョルカは開始7分にコーナーキックから先制点を許す苦しい展開に。さらに厳しいプレッシングに苦しみ、17分にサルバ・セビージャが負傷。久保がすぐさま呼ばれて、19分に4-2-3-1の右MFに投入された。さらに同じタイミングでババも傷め、ルーマー・アグベニューが交代でピッチに立つ波乱の展開に。
33分、ヘタフェにPKを決められ2点差に。さらに折り返したあとの63分にも3点目を決められてしまう。
しかし、マジョルカは諦めなかった。
システムを途中から4-4-2に変更したマジョルカは、久保が右サイドと中央を生かす形に。迎えた70分、右サイドでボールを持った久保が少し中へ持ち込み、隙を見逃さず左足でクロスを放つ。これをプディミルが技ありのヘッドで逆サイドに流して、1点を返す。
これで勢いを取り戻したマジョルカは、再び右サイドのクロスからプディミルの2点目が決まる。ここでも久保が相手のマークを引き出して、関節的に貢献した。
マジョルカは1点差まで詰め寄り、一気に先が読めない展開になったが――。
ところが83分、カウンターからヘタフェのアンヘルに決められてしまい、2-4と再びリードを広げられてしまい万事休す。マジョルカは開幕戦以来となる勝利はならず。
久保は初アシストを決めたものの、その他の場面ではなかなか目立てず。試合終盤には左サイドに入ったものの、勝利には貢献できなかった。
マジョルカは開幕のSDエイバル戦以降勝利がなく、1勝1分3敗(4得点・8失点)で暫定17位。次節は9月25日、ホームでアトレティコ・マドリードと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]