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好調の武藤嘉紀は「もっとゴールが必要」。プレミアリーグ17日再開!

日本代表でプレーする、ニューカッスルの武藤嘉紀。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ニューカッスルは現地21日のシェフィールド戦で再開へ。

 イングランド・プレミアリーグが6月17日(日本時間18日)の2試合で再開する。リモートマッチ(無観客試合)での開催に。日本人選手では武藤嘉紀の所属するニューカッスル・ユナイテッドがシェフィールド・ユナイテッドとホームで、南野拓実のリバプールFCがエヴァートンFCとアウェーで、それぞれ現地21日に対戦する。

 武藤が復活へ好調をアピールしている。

 ニューカッスルは6月9日(同10日)にチャンピオンシップ(2部相当)に所属するミドルズブラFCと練習試合を行い、武藤がゴールを決めた。

 前半に2点リードを許したニューカッスルだが、後半に武藤が魅せた。ピッチ中央から相手ペナルティエリア近辺までドリブルで駆け上がった武藤は切り返して相手DFを交わすと、ボックス手前ミドルレンジから右足を強振。このショットがゴール隅に決まり、反撃の狼煙をあげた。武藤のゴールで勢いにのったニューカッスルはその後、ミゲル・アルミロン、ジョエリントンのゴールで、3-2の逆転勝利を収めた。

 武藤は試合後の英語によるインタビューで、「自分にはもっとゴールが必要で、自分の目標はプレミアリーグでゴールを決めること」と気を引き締めた。

「2点ビハインドという苦しい状況から3ゴールを奪い、試合に勝つことができてとても嬉しいです。自分はこの試合で得点を取りたいと思って試合に臨みましたし、実際に決められて非常に嬉しいです。しかし自分にはもっとゴールが必要で、自分の目標はプレミアリーグでゴールを決めることです。最も重要なのはストライカーとして点を取ることで、自分は毎日、毎試合点を取り続ける必要があります」

 そして、プレミアリーグ再開に照準を定めていた。

「イギリスのロックダウンが解除されて3週間が経ち、我々はハードな練習をこなしてきました。今日はトレーニングに戻ってきてから初めての対外試合でコンディションは良かったと思います。僕たちはリーグで試合に勝つことが必要で、コンディションを改善する必要があります。だからもっと練習を頑張らなければなりません」

 リーグ再開が刻一刻と近づくなか、現状のチームを冷静に分析していた。

 今シーズン、武藤は臀部を傷めて約3か月ほど離脱するなどリーグ戦はわずか7試合の出場にとどまり、得点も決められずにいる。プレミアリーグでのニューカッスルの総得点25得点は、29試合を終えた時点でリーグワーストタイ。それだけに武藤の活躍に期待が懸かる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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