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謹慎処分中にラジオ出演。讃岐が渡辺悠雅と幹部を処分

(C)SAKANOWA

4試合の出場停止。事実調査中に収録したものが、謹慎時に放送される。

 J3のカマタマーレ讃岐は9月22日、「【お詫び】渡辺悠雅選手に関するお知らせ」と題する発表をした。それによると、讃岐のMF渡辺悠雅に「重大な秩序違反行為」があったという。また、謹慎処分決定前、事実関係調査中の渡辺をラジオ番組に出演させ、謹慎処分決定後、同番組が放送される事態が発生。この事態を重く受け止めたクラブは、クラブ独自の処分として、渡辺と幹部社員に処分を科すことを決定した。

 クラブは「今回の件につきまして、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、番組関係者の皆様、関係自治体の皆様、すべての関係者の皆様に、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 渡辺は今季明治大学から加入したプロ1年目の23歳。これまでJ3リーグ11試合1アシスト、天皇杯で1試合1得点を記録していた。

 クラブが発表した処分内容は次の通り。

【当該選手】
渡辺悠雅

【処分内容】
(渡辺悠雅選手)
・公式戦出場停止: 2019年J3リーグ24節・ロアッソ熊本戦から4試合
・制裁金
・自宅謹慎:2019年9月20日から2019年10月3日の14日間
・奉仕活動:2019年10月4日から2019年10月17日の14日間

【処分内容】
(幹部社員)
・代表取締役専務事業部長 池内秀樹 減俸10パーセント 1か月
・競技部長 小川徹 減俸10パーセント 1か月 ※当該選手のラジオ出演に対する管理不行き届き

【再発防止策】
・所属選手全員でプロサッカー選手としての立ち振る舞いについて確認し、一人ひとりが生活態度を振り返り、高い意識で行動できるよう勉強会を実施いたします。

・今回のラジオ出演を適切に取り扱うことができなかった業務手順を見直し、クラブ内の情報共有を促進し、スタッフによる適時適切な協議を通じて、適正な判断をできるようにします。また、クラブが尊重すべき価値観を共有し、メンバー一人ひとりが問題に気づき、関係者を巻き込んで解決していく行動指針の浸透に努めてまいります。

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[文:サカノワ編集グループ]

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