STVV鈴木優磨が燃えた!ダービーは15分中断、警察も投入「結果未確定」に
ダービーに途中出場した鈴木優磨。(C)STVV
伊藤達哉のクロスから反撃、シュミット公式戦9試合連続フル出場。伊藤純也もフル出場。
[ベルギー 9節] シント=トロイデン 3-3 ゲンク/2019年9月28日/スターイエン
ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)は9節、同じリンブルフ州にあるKRCゲンクとのダービーマッチをホームで行い、3-3で引き分けた。ただし、サポーターが暴れたことにより試合が中断され、ベルギーリーグは、最終的な決定を今後下すとしている。GKシュミット・ダニエルが公式戦9試合連続でスタメン出場を果たし、鈴木優磨が43分から、伊藤達哉が61分から途中出場した。また、ゲンクの伊藤純也はフル出場を果たした。
試合はゲンクペースで進んでいった。15分にCKから先制、さらに後半に入り、2本のPKを確実に決めて、3-0とリードを広げる。
ところが因縁のダービーに熱くなるSTVVサポーターが、ピッチに物を投げ込み、審判が試合を一時中断させる。 両チームの選手・スタッフはロッカールームに下がり、15分強試合はストップした。
ここでSTVVのマーク・ブレイス監督がサポーターを説得して、試合は再開される。
すると再開直後の62分、ヨハン・ボリがこぼれ球を頭で押し込んで1点を返し、ホームチームが反撃を開始。 80分、伊藤の左サイドからのFKのセカンドボールを、ポル・ガルシアがボレーで叩き込み2点目。 さらに87分、ヨアン・ボリがこの日2点目を決めてついに3-3の同点とした。
すると直後、今度はゲンクサポーターが暴れ出す。アウェーサポーター席前に警察官がバリケードが張られる事態となり、試合はこの時点で終了。3-3のドローで幕を閉じだ。
鈴木は「(試合を振り返り)先発で出たかった。相手がガツガツ来ても慌てずプレーできたので良かったです。もう少しボールに絡んで、もっとゴール前で自分の力を発揮できるようになれれば点を取っていけると思います。ボリとの2トップも長い時間組めると、さらに良くなって、いい動きが出てくると思います」と振り返った。
なお、ジュピラー・プロ・リーグ公式サイトでは、「試合結果はまだ確定ではなく、審判団とベルギーリーグがレポートを作成。今節をどのように処理するかを決定する」ということだ。
両チームに処分が科される場合もあり得る。
この結果が確定であれば、シント=トロイデン3勝3分3敗(11得点・14失点)。
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Topics:Sint-Truidense VV 3-3 K.R.C. Genk.