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【浦和×広州恒大】ACL準決勝へ大槻監督「責任と覚悟のあるプレーをぶつける」

広州恒大戦に向けて抱負を語った浦和の大槻毅監督。(C)SAKANOWA

アジアの頂点まで”あと2つ”。ホームで勝利を掴みたい。

[ACL準決勝 1st ] 浦和 – 広州恒大/2019年10月2日19:30/埼玉スタジアム2〇〇2

 アジアチャンピオンズリーグ( ACL )準決勝の第1戦(ファーストレグ)、浦和レッズ対広州恒大戦が10月2日、埼玉スタジアムで行われる。試合前日に公式記者会見が行われ、浦和から大槻毅監督と関根貴大が臨んだ。大槻監督は「大きな声援を受ける責任を伴った、覚悟のあるプレーを見ていただきたい。そういったものを広州恒大にぶつけていきたい」と”決意”を示した。

 大槻監督はまずこの試合に向けて、「ベスト4まで来ましたので、当然次のラウンド(決勝)を見据えていきたい。そのためにも、しっかりとまずこのホームで、準決勝の2試合目に向けて、いい状態になれるようにしたいと思います」と抱負を語った。

 浦和は今大会、グループステージで北京国安(第1戦/△0-0/アウェー、第2戦/〇3-0/ホーム)、準々決勝で上海上港(第1戦/△2-2/アウェー、第2戦/△1-1ホーム)と対戦してきた。広州恒大は準々決勝で、鹿島アントラーズに(第1戦/△0-0/広州のホーム、第2戦/△1-1アウェー)で上回ってベスト4進出を果たした。

 スカウティングしたうえで、どのような差を感じているか? 指揮官は次のように語った。

「それぞれに違った印象を持っていますが、強力な外国籍選手がいるところは共通しています。ただ、広州恒大はそれぞれキャラクターが異なり、その脇を固めるという言い方では失礼なぐらい仕事のできる中国人選手が揃っています。そうした力のあるすごくいいチームと対戦できることを嬉しく思い、何とか上回りたいです」

 そして浦和のどのようなところを見せつけたいか――。大槻監督は次のように意欲を示した。

「たくさんのサポーターの方々がいらっしゃると話を聞いています。準決勝の大きな声援を受ける、責任を伴った、覚悟のあるプレーを見ていただきたい。そういったものを、広州恒大にぶつけていきたいと思っています」

 J1リーグでは8試合勝ち星がなし。先日のアウェーでのサガン鳥栖戦は2点先取しながら終盤に逆転され、そしてアディショナルタイムに獲得したPKを杉本健勇が決めて、辛うじて3-3に追いついてみせた。

 浦和はACLでの中国アウェー戦、これまで一度も勝てずにいる。

 チームとして、大きな流れを掴み、そして決勝に進むためにも、ホームでしっかりと勝利を掴みたい。

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[取材・文:塚越始]

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