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【日本代表採点】鎌田と堂安は厳しく最低点、南野ではなくMOMは唯一最高点「5」の…

[マン・オブ・ザ・マッチ=MAN OF THE MATCH]酒井宏樹(日本代表)

権田と南野に「4」の好評価。「戦術なし」に一抹の不安。

[カタールW杯 アジア2次予選3節] タジキスタン 0–3 日本/2019年10月15日/パミール・スタジアム(ドゥシャンベ)

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。

※採点の見方
ポジション 
背番号 選手名 採点

▽先発
GK

12 権田修一 4
前半にビッグセーブを見せて、3試合連続無失点。ポジショニングなど細かい点まで抜け目なく90分間戦い切った。

DF

19 酒井宏樹 5 [MAN OF THE MATCH]
モンゴル戦は足を捻挫して57分で交代していたが、その影響を感じさせないパフォーマンスを披露。まさに敵陣を切り裂くような圧巻のクロスから2アシスト。タフに戦い続けていたタジキスタンを打ち砕いた。守備の対応も卒なくこなした。唯一の最高点でMOMに選出。
 
22 吉田麻也 3

立ち上がりのセットプレーから二度の決定機に絡んだがモノにできず。クサビのパスが収まらずリズムを悪くしたが(吉田よりも受け手の前線に問題)、最後のところで踏ん張り切った。
 
 植田直通 3
危うい場面では素早くカバーリング。かわされてピンチを招く場面もあった。久々の出場で、悪くはなかったものの、良かったとは言えない出来に。

5 長友佑都 3
中島に気持ちよくプレーさせたいという意図は感じられる。ただ、こうした相手にこそ、サイドバックが大胆かつエモーショナルに畳み掛けていきたかった。無失点勝利を収めたので「3」にしたが、パフォーマンス的にはやや無難で「2」に近い。

 
MF
7 柴崎 岳 3
可もなく不可もなく。状況に応じて、サイドまで飛び出してピンチの芽を摘んだ。そこから全線の「基準点(従来であれば大迫勇也)」がないため、展開できず苦しんだ。
 
13 橋本拳人 2
柴崎と同じくパスを安心してつなぐ”出しどころ”がなく、また最前線からプレスがかからなかったことで、この男が潰しに行くタイミングを掴めずにいた。そのため時に強引にボールを奪いに行き、危ういファウルも目立った。

21 堂安 律 1
よりオランダらしいプレーを見せていたと言うべきか。カットインから中央を意識した攻撃を展開。ただ、周囲との連係から崩せず、むしろ味方のスペースも消してしまい、しかもノーゴールに終わった。

10
 中島翔哉 3(▼64分 )

クロスから南野の先制ゴールをアシスト。ただ、悪い形でのボールロストも目立った。鎌田と堂安が不安定な中、ドリブルから確実に崩すなど計算の立つ存在となっていた。「2」に近いものの「3」のパフォーマンスは見せた。苦しい時にチームを助けられる存在になってきている。

9 南野拓実 4(▼87分)
相手が見せた二度の一瞬の隙を見逃さず2ゴール。森保監督の指示ではなく意図的に鎌田とポジションを代えてプレーしたというが、選手の即興にある程度任せるとしても、そんな「戦術なし」の状況でいいのか。であれば、初めから南野のCF起用で良かった。
 
FW
18 鎌田大地 1(▼80分 )
センターフォワードタイプではないが、ボールを収める役割が期待された。が、相手のプレスを嫌がるような感じで、引いて2列目で受ける形に。結果、前線からのプレスがかからず、チームの守備が機能せず。攻撃面でも中盤まで下がった鎌田にパスを預けても、そこから崩す意図を共有できなかった。しかもノーゴールに終わり、堂安とともにこの日の最低点に。

▽交代出場
MF
15
 浅野拓磨 3(△64分 )
良い意味での荒々しさ、猛々しさをチームに持ち込み、試合を改めて活性化させた。ボール逸も多かったが、豪快なヘッドで勝利を確実にした。切り札としての評価は高めた。

FW
11 永井謙佑 ー(△80分)
人工芝の影響かパスなど細かいミスが目立った。相手もスペースを消していて持ち味を生かし切れず。


MF
17 久保建英 ー(△87分 )
相手3人を縦に抜くドリブルから浅野につないで決定機を作る。わざわざスペインから(レアル・マドリーとの大一番を前に)呼び寄せながら、わずか数分の出場。最年少の18歳の選手に対し、この起用法はなかったのでは……。しかも最近コンスタントに出場を続けていた選手に対し、ちょっと酷だ。
 

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[文:サカノワ編集グループ]

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