【スペイン代表】W杯決戦へ、ダニ・オルモ「大きな犠牲を払った」と東京五輪の日本代表戦を回顧。鎌田大地は「ゲームをよく理解し、フィニッシャーとしても優秀」
東京五輪でのスペイン代表ダニ・オルモ(右)と日本代表の堂安律(左)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
日本について「彼らはとてもコンペティティブなチームで、労を惜しまず走り、ハードワークを続け、こちらの体力を消耗させる…」。
[カタールW杯 E組 第3戦] 日本代表 – スペイン代表 /2022年12月1日22:00(日本時間2日4:00)/ハリーファ国際スタジアム
決勝トーナメント進出への大一番、カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第3戦、日本代表は12月1日(日本時間2日午前4時から)にスペイン代表と対戦する。
スペイン代表MFダニ・オルモ(DANI OLMO、RBライプツィヒ)が11月30日、『マルカ』のインタビューに登場。今大会に懸ける思い、そして日本戦のポイントなどを語っている。
ダニ・オルモは昨年開催された東京オリンピックにスペイン代表として出場し、銀メダルを獲得している。その準決勝で対戦したのが日本だった。120分の延長の末、マルコ・アセンシオのゴールにより、スペインが1-0で競り勝っている。
その試合にも出場していたアタッカーは、あのダメージが決勝のブラジル戦(●1-2)に響いてしまったと振り返っている。
「彼らはとてもコンペティティブなチームで、労を惜しまず走り、ハードワークを続け、こちらの体力を消耗させる……。120分間、何事もなかったかのように走り続けられる。あそこで延長戦に突入して、僕らは大きな犠牲を払うことになった。マルコのゴールで決勝に進めたけれどね」
そして、ドイツ・ブンデスリーガではアイントラハト・フランクフルトの鎌田大地と戦ってきた。「彼はとても優秀で、クオリティが高く、ゲームをよく理解し、フィニッシャーとしても優秀。ゴールも決めている。注意しなければいけない人物だ」と警戒する。
そしてスペインと日本、どちらが勝つか? という質問には「スペイン」ともちろん即答している。
また、現在スペインが最もエネルギッシュなチームではないか。という問いには謙虚に答える。
「自分たちは常に何を改善できるかを考えている。(一生懸命、たくさん走っているが?)そう。でも常に改善の余地はあり、どの試合もそのチャンスだと捉えている。(プレースタイル的に)一番似ていたのがドイツ。僕たちはゲームに対する明確な考えを持っているので、今回のワールドカップでも、(ルイス・エンリケ)監督とともにそれを示せている」
FIFAランキングはスペイン7位、日本24位。決勝トーナメント進出の条件は、スペインは「引き分け」以上。一方、日本は「勝利」で文句なし、「敗戦」では敗退決定。日本は「引き分け」だと、ドイツ代表対コスタリカ代表戦の結果による。
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