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【ACL浦和】決勝点の興梠「スタジアムのサポーター700人に勝利をプレゼントしたかった」

浦和の興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

今大会12試合・8ゴールの大暴れ! 自身が持つ日本人最多ゴール記録を「26」に更新する。

[ACL準決勝 2nd ] 広州恒大 0-1 浦和/2019年10月23日/広州天河体育場
※2試合トータル 3-0で浦和が決勝進出

 浦和レッズのFW興梠慎三が、アジアチャンピオンズリーグ( ACL )の広州恒大との準決勝第2戦(セカンドレグ)、50分に渾身のヘディングシュートを叩き込み、チームを1-0の勝利に導いた。浦和がACLのアウェー中国で勝利したのは今回が初めて。興梠は通算26ゴールとして、自身の持つ日本人最多ゴール記録をさらに更新した。

 興梠は試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。

「中国のこのスタジアムで、初めて勝てて嬉しかったです。前半を失点ゼロで凌げれば、『後半は相手がさらに前に出てくる』という話を、みんなでしていました。そのなかで、少ないチャンスでしたけれど、(シュート数は広州恒大が18本、浦和が6本=速報値)1点をモノにできて良かったと思います」

 確かに限られたシュートチャンスだった。しかし狙っていた形でもあった。後半立ち上がりの50分、右サイドの橋岡がドリブルで持ち上がる。興梠がDFの背後に付いたのを見ると、橋岡からそのDFの鼻先にあえて”ピンポイント”でクロスが放たれる。そして興梠が一瞬の隙を見逃さず、強力なジャンプヘッドで合わせ、広州恒大のゴールネットを揺らした。

「今年獲れるタイトルはACLしかないので、Jリーグでの残留ももちろん大切ですけど、まずこのACLのタイトルを獲りに行きたいと思います。今日も中国のこのスタジアムに700人ものサポーターが足を運んでくれて、その方たちに勝利をプレゼントしたかったです。それができて良かったと思います」

 興梠はそのように遠路訪れた大勢のサポーターへの感謝を惜しまなかった。

 しかも今大会は12試合・8ゴールというハイアベレージでゴールを決めている。

 決勝トーナメント1回戦の蔚山現代戦では相手にアウェーゴール「2」を与えて臨んだ第2戦、敵地で2ゴールを決めて、3-0の勝利により鮮やかな”逆転”を収めた。

 そして準々決勝の上海上港戦は、第1戦、第2戦でゴールを決めた。そ

 さらに今回、結果的に相手の息の根を止めることになった一撃。この厳しい戦いで結果を残してきた、まさにエースの活躍ぶりである。

 浦和は優勝した2017年大会以来2年ぶりの決勝進出。決勝の対戦相手はその2017年に続き、サウジアラビアのアル・ヒラルに決まった。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics:ACL ;Urawa Reds advanced to the final! Shinzo KOROKI scored the final goal!! 

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