エイバル乾貴士が3戦ぶり先発復帰で劇的勝利をお膳立ち
エイバルの乾貴士(中央)。※ツイッターのエイバル公式アカウントより
シュート数25対9、左サイドで攻撃を牽引する。
[スペイン1部 11節] エイバル 2-1 ビジャ・レアル/2019年10月31日/ムニシパル・デ・イプルーア
SDエイバルのMF乾貴士がビジャ・レアル戦、スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)3試合ぶりに先発復帰し、フル出場を果たした。1-1で迎えた90+5分には、乾のサイドチェンジから、最後はファビアン・オレジャーナが劇的な決勝ヘディング弾が決まり、ホームチームが貴重な勝点3を獲得してみせた。
乾は左サイドハーフで先発。試合中にホセ・ルイス・メンディリバル監督に話しかけてポジションの修正を図りながら、味方のボールを引き出して攻撃を牽引する。そうしたなか、チームは62分にコーナーキックからキケのヘディングゴールで先制に成功。88分に追い付かれたものの、攻撃の手を緩めず、90+5分、ホームに歓喜の瞬間が訪れる――。
左サイドから攻め上がり、乾が逆サイドへと展開。そのクロスにファビアン・オレジャーナがヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らしてみせたのだ。
終わってみれば、ボールポゼッション率では45パーセント対55パーセントとビジャ・レアルのほうが高かったが、シュート数は25本対9本とエイバルが大きく上回った。試合の主導権を握った時には迫力のある攻撃を展開し、そのなかで乾も改めて自らの存在感を示してみせた。
乾はリーグ8試合(591分)出場1アシスト。
エイバルは3勝3分5敗(12得点・16失点)で20チーム中14位に浮上。次節は11月3日(日本時間11月4日2時30分)、最下位のCDレガネスとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]