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【ACL決勝│浦和 採点&寸評】福島、鈴木、青木に高評価「4」、前線はプレー機会が限られたこともあり…

[MAN OF THE MATCH=マン・オブ・ザ・マッチ]アンドレ・カリージョ(アル・ヒラル)

ミスマッチが生じたままだった左サイドは修正が必須に。

[ACL 決勝 1st] アル・ヒラル 1–0 浦和 /2019年11月9日(日本時間10日)/サウード国王大学スタジアム

 アジアチャンピオンズリーグ( ACL )決勝・第1戦(ファーストレグ)、浦和レッズは0-1でアル・ヒラル(サウジアラビア)に敗れた。第2戦は11月24日19時から埼玉スタジアムで行われる。浦和が2年ぶりのアジア王者になるためには、ホームでのゴールと勝利が必須になる。

 直前の川崎フロンターレ戦から中3日、日本時間の午前1時30分開始という厳しいコンディションのなか、シュート22本対2本と防戦を強いられながら、”前半戦”を0-1と十分挽回可能なスコアで折り返した。ただ、槙野智章と関根貴大の左サイドが、アンドレ・カリージョに常に崩されていただけに、その修正を図って攻撃にも厚みを持たせたい(関根は1列目前に押し上げたい)。

 浦和の選手の採点は次の通り。MAN OF THE MATCH(=マン・オブ・ザ・マッチ)は、アル・ヒラルのアンドレ・カリージョ。

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。

採点対象は原則、出場20分以上。

※採点の見方
ポジション 
背番号 選手名 採点

▽先発
GK
25 福島春樹 4
前半2本のビッグセーブでピンチを凌ぎ、チームの守備のリズムを作った。失点シーンは惜しかったが、22本のシュートを浴びて1失点は及第点以上と評価。

DF
4 鈴木大輔 4
中央に入ってきた相手には仕事をさせず、サイドへのフォローやカバーリングもそつがなかった。

5 槙野智章 2
基本的にはセバスティアン・ジョビンコと対峙。ただ関根とのミスマッチが生じていたアンドレ・カリージョへの対応を修正し徹底したかった。また相手に裏を取られたあとのフォローが遅れ、そこは第2戦では徹底したい。周囲もそのあたりのディテールをしっかり確認したい。

31 岩波拓也 3
よく耐えて、よく守っていた。失点シーンは岩波であれば弾き返せたはず。

MF
8 エヴェルトン 3
球際へのチェックを怠らず、サイドにボールを散らした。青木との連係も時間が経つごとに良くなった。

16 青木拓矢 4
まだコンディションも万全とはいかず球際で競り負けたり、ボールを失う場面もあったが、29分、ジョビンコの決定的なシュートをゴールラインぎりぎりでクリア。青木が浦和を救った。

27 橋岡大樹 3
守備に重点を置きながらチャンスにも絡んだ。第2戦ではこの男がワイルドに走り切れるかがポイントになる。

41 関根貴大 2( ▼85分 ) 
ファブリシオとの連係からこの日唯一の決定的チャンスを作った。決めていればヒーローだった。一方、守備面ではペルー代表のアンドレ・カリージョに再三にわたり崩された。そのミスマッチはチームとして改善したい。

7 長澤和輝 2
前線からのチェックを怠らず、守備面での貢献は高かった。ただ、なかなかボールが収まらず、推進力をもたらせなかった。一発かましたかった。

12 ファブリシオ 2
関根の決定機を演出したシーンのように、この男が絡んだ時にゴールの予感は漂った。ただ、後半に入ると、疲労もあり運動量が落ちて、アル・ヒラルの鋭い出足に苦しんだ。

FW
30 興梠慎三 2
( ▼75分 ) 
ほとんど最前線までボールが入らず、プレー機会も限られた。プレッシングに追われて、フィニッシュに向かうパワーも減退してしまった。

▽途中出場
FW
14 杉本健勇 ―
(△75分)
終盤は「0-1でOK」と意思統一が図られ、守備に専念。ただ短時間の出場時間ながら前線へのプレッシング強度が低かっただけに、チームへの貢献度をさらに上げたい。

MF
3 宇賀神友弥 ー
( △85分 )
関根と代わり、左ウイングバックにそのまま入る。自陣で5バックにしっかり固めて0-1のままホームにつなげる、というメッセージを伝えて実行した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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