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ダビド・シルバが神戸移籍で交渉中か。決め手はイニエスタ、欧州で一斉に報じられる

マンチェスター・シティのダビド・シルバ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

スペイン人気番組がビジャの引退とともに報じる。

 ヴィッセル神戸がマンチェスター・シティに在籍するダビド・シルバの獲得に向けて交渉中であると、11月13日、スペインの人気番組『エル・チリンギート』が報じた。ダビド・シルバは2020年6月までマンチェスターシティと契約しているが、今のところ、その更新をしない意向だと明言している。これを受けて、スペイン、イングランドの主要メディアがこのニュースを引用し、シティの象徴である33歳のMFの動向に注目している。

 ダビド・シルバは1986年1月8日生まれの33歳、スペイン(アルギネグイン)出身。170センチ、67キロ。今季プレミア・リーグ11試合出場3得点・4アシスト、欧州チャンピオンズリーグには1試合の出場を記録している。スペイン代表には昨年まで選ばれ、通算125試合35得点を記録している。

『エル・チリンギート』は、「ダビド・シルバはヴィッセル神戸と交渉中だ。(引退を決断した)ダビド・ビジャの後継者として期待されている」と伝えている。

 なお、すでに今夏の段階でも、アメリカメディア『ESPN FC』が、「ダビド・シルバは神戸に関心を示している。しかしマンチェスター・シティも彼の新シーズン(2019-20シーズン)残留を望んでいる」「2018年から神戸に在籍するアンドレス・イニエスタとコンビを組みたいと検討している」などと伝え、そのタイミングでは契約を更新していた。

 ダビド・シルバは2010年から同クラブに在籍するレジェンドであり、ジョゼップ・グアルディオラ監督は契約続行を希望してきたという。一方、シティは彼の後釜としてレアル・マドリードのイスコ、あるいは同じくレアルからレアル・ソシエダに期限付き移籍中のマルティン・ウーデゴールの獲得に向けて動き出しているとも伝えられる。

 スペイン代表でチームメイトだったイニエスタともう一度一緒にプレーしたい。ダビド・シルバのその思いは相当に強いようである。

 ちなみにダビド・シルバと、徳島ヴォルティスに所属するシシーニョは同じエージェントグループに所属している。イニエスタとともにシシーニョが、現在のスペイン人選手の”日本ブーム”のキーマンとなっているのかもしれない。

 ビジャは引退を決断したものの、イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、セルジ・サンペール、ダンクレー、ウェリントン……そんな豪華助っ人の中にダビド・シルバが加わるのか。 非常に楽しみなトピックスである。この夏には来日して横浜F・マリノスとも試合をしていた。現実味はありそうだが、果たして――。

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[文:サカノワ編集グループ]