サラゴサ「香川システム」不発で敗戦。しかし指揮官はポジティブ
サラゴサの香川真司。(C)Real Zaragoza
4-4-1-1のトップ下でフル出場、ボールポゼッション率は上回り、チャンスも作ったが…。
[スペイン2部 16節] サラゴサ 0-1 アルバセテ/2019年11月16日/エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ
スペイン2部リーグのレアル・サラゴサはアルバセテ・バロンピエに0-1で敗れて、9位に順位を落とした。香川真司は4-4-1-1のトップ下として2試合連続先発。ボールを引き出し多くのチャンスを作るなどフル出場したが、ゴールをもたらすことはできなかった。
「香川システム」ともいえる4-4-1-1システム。香川自身が最も力を発揮できるトップ下のポジションが与えられた。そしてサラゴサはボールポゼッション率では55パーセント対45パーセント、シュート数では15本対6本(枠内7本対2本)と大幅に上回った。
それでもゴールをこじ開けることができず、試合は0-1で落とした。香川が先発復帰したここ2試合は1分1敗と、結果を残すことができなかった。
ただビクトル・フェルナンデス監督は前向きだった。試合後の記者会見では、「こうした試合を続けていけば、勝利の数のほうが上回っていく」と強調した。
「サッカーは残酷なものであります。しかし今日はスコアボードの結果以外、すべての面で勝っていました。私たちは続ける必要があります。こうした試合を続けることができれば、敗戦よりもはるかに多くの勝利を得られます」
そのように試合の主導権を握ろうとするスタイルの重要性を強調した。
開幕直後は好調だったサラゴサだが、6勝5分5敗(17得点・16失点)の勝点23で9位(勝点は8位タイ)に転落した。このまま成績を落としてしまうのか……。
サラゴサは次節11月23日(日本時間24日0:00)、11位のラージョ・バジェカーノとアウェーで対戦する。
香川はリーグ戦14試合(999分)2得点で、5節以降ゴールを決められずにいる。
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[文:サカノワ編集グループ]