ポドルスキのケルン復帰はなし。東京五輪目指し神戸残留の道筋も、その後母国凱旋?

神戸のポドルスキ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ケルンの地元メディアが現状をまとめる。

 ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの去就が注目を集めている。

 ポドルスキは今シーズン終了まで神戸との契約を結んでいる。しかし、その後について、さまざまな憶測が流れているものの、具体的な話は聞かれずにいる。

 そうしたなか、ケルンの地元紙『エクスプレス』は11月20日、ポルディに関する現状を整理するレポートを掲載した。そこで改めて1.FCケルンへの選手としての復帰はほぼあり得ない、と強調している。

 同日にポーランドのスポーツ専門紙『Przegląd Sportowy』が、ポドルスキが母国であるポーランド1部リーグのグールニク・ザブジェに、この冬にも加入する可能性が高まっていると報じた。ポルディが興してきたケバブやアイスクリームなどのビジネスを母国で展開する計画もあり、「サブジェの人々にとって、とても歓迎される素晴らしい移籍になるだろう。スポーツ面への効果は分からないが、マーケティング面やイメージ戦力で、大きなプラスが見込める」と伝える。

『エクスプレス』によると、サブジェはポドルスキの生まれ故郷のグリヴィツェから10キロほどのところにあるクラブだという。ポドルスキはこの故郷のクラブで、キャリアの最後にプレーしたいという考えをこれまで示してきたという。

 一方、ポルディのケルン復帰に無関心を貫いてきたマネジャーのアルミン・フェー氏の今季限りでの退団決定により、再び“ポルディ復帰”の話が再燃するかと思われたが、同紙は「フェーがいなくなってもプレーヤーとしての復帰はほぼあり得ない」と、その可能性を否定している。

 そしてポドルスキは2020年の東京オリンピックへのオーバーエイジでの選出を熱望してきた。それについては、ドイツ五輪代表チームのシュテファン・クンツ監督が「(その案について)悪くは思っていない」という。34歳になるドイツ代表の元10番は日本でのキャリアも考慮され、むしろオーバーエイジ候補の筆頭に上がってきているようだ。

 神戸は天皇杯準決勝に勝ち上がっており、悲願のクラブ初の主要タイトルである優勝を果たせば、来季のACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を得られる。ただ、そうなるとACLには外国籍選手は4人(3人+アジア枠)しか登録できなくなるなど、クラブとしても、まだ先が読めない状況ではあるに違いない。

 とはいえACLに出場できなかったとしてもルヴァンカップがあり、来年は夏のオリンピック中断期間まで、リーグとカップ戦で、いずれにせよ怒涛の連戦が組まれる。それだけにポドルスキが神戸に残るという可能性も十分ある。あるいは他のJクラブに移籍するという選択肢もあるか?

 来年の夏まで神戸でプレー(あるいは別のJクラブ?)、東京五輪を戦い、そして母国ポーランドに凱旋する――という流れが、一つの花道になるか。

 もちろん、昨夏はメキシコリーグへの移籍話が浮上するなど、ポドルスキを欲するクラブは少なくないと見られる。ポドルスキの動向から、しばらく目が離せなくなりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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