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J1リーグ最終節、ザッケローニ元日本代表監督が現れたのは――

日本代表監督時代のアルベルト・ザッケローニ氏。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

引退する栗原勇蔵に激励のメッセージも送る。

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏がこのほど来日し、都内にいることがSNSで写真とともに伝えられた。12月7日はJ1最終節。どこかのスタジアムに姿を現し、もしかすると、これから監督就任に向けた交渉に入ることもあり得るのか――。そんな噂がSNS上で話題になった。

 そして、ザッケローニ氏は実際、J1のスタジアムに訪れた。

 現れたのは日産スタジアムでの横浜F・マリノス対FC東京戦だった。

 そこでザッケローニ氏は日本代表時代にセンターバックで起用した栗原勇蔵へのスペシャルムービーにも登場。次のように熱いメッセージを送った。

「チャオ、勇蔵! 君が引退すると聞きました。

 カルチョを辞めることは非常に残念ですが、心からのエールと抱擁を送ります。

 私にとって、勇蔵とトレーニングできたことは、大きな誇りです。君と自分の偉大なキャリアを誇りに思います。

 代表チーム、そしてクラブチームのバンディエラとしてのキャリアは大きな拍手に値すると思います。

 グッド・ラック!」

 しかも今回、その栗原の引退試合に、ザック自らが足を運んだのだ。ちなみに、日産スタジアムを訪れたことが脇阪寿一さん( @juichiwakisaka )のSNSのインスタグラムなどにも投稿された。

 ザッケローニ氏は1953年4月1日生まれの66歳。イタリア出身。ACミラン、SSラツィオ、トリノFC、ユヴェントスFCなどセリエAの名門を率いて、ミラン時代の1998-99シーズンにスクデットを獲得。そして2010年から2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)まで日本代表を率いたあと、 2016年に中国超級リーグの北京国安を率いたものの成績不振により半年で解任に。2017年から2019年までUAE(アラブ首長国連邦)代表の監督を務め、今年1月の同国開催のアジアカップ準決勝でカタールに0-4と敗れて、職を解かれ、その後、フリーとなっていた。

 日本代表では就任初戦でアルゼンチン代表から史上初の勝利を収めることに成功。日本の5大会連続でのW杯出場を成し遂げたが、ブラジルW杯では1分2敗でグループステージ敗退に終わった。

 何よりこの栗原への熱い想いが、多くの日本のサッカーファンにも伝わったはず。Jリーグでも監督の去就が不透明なクラブは少なくない。もしかすると、このあと日本国内で動きがあるのか!? 日本でもう一度…それとも!? ザッケローニ氏の幸運も祈りたい!

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[文:サカノワ編集グループ]J

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