南野ザルツ対リバプール、マンUなど何と40チームのスカウト集結!お目当ては…
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
日本代表の24歳エースも眼鏡にかなったか…。
[CL GS6節] RBザルツブルク 0-2 リバプール/2019年12月10日/レッドブル・アレーナ
UEFA欧州チャンピオンズリーグ( CL )のグループステージ( GS )6節、オーストリア1部リーグのRBザルツブルク対前回大会覇者であるイングランド・プレミアリーグのリバプールFCの一戦に、スポーツ専門チャンネル『スカイ』によると、何とヨーロッパの主要40クラブのスカウトが視察に訪れていたそうだ。
そのなかにはマンチェスター・ユナイテッドのスカウト責任者マルセル・バウトの姿もあったという。
彼らのお目当ては、ザルツブルクの南野拓実もその一人であったかもしれないが……一番は、南野の同僚で目下、22試合28得点・7アシストと大爆発しているエルリング・ブラウト・ホランドだったという。19歳のノルウェー人ストライカーで、ザルツブルクとは2023年まで契約を結んでいるという。以前にはレアル・マドリードも獲得に乗り出しているとも報じられた、世界が注目する逸材だ。
オーストリアリーグよりも数段階レベルが高い、この世界最高峰であるCLの舞台、しかもリバプールを相手に、若武者はどれほど通用するかをチェックしに、世界から名立たるスタウトがレッドブル・アレーナに集結したのだ。しかし試合自体は、2-0でリバプールが勝利。ホランドは75分に奥川雅也と交代している(南野はフル出場)。
ただ、ある選手の視察に訪れて(今回であればホランド)、別の選手が目に留まって交渉に入る――というのは意外と少なくないパターンだ。決定機も作り出した24歳のトップ下、南野がその40人以上の目の肥えたスカウトの眼鏡にかなった可能性もあるはずだ。
ザルツブルクはCLグループステージ、2勝1分3敗(16得点・13失点)の勝点7と健闘したものの、SSCナポリ(勝点12)を上回れず3位で敗退が決定。このあとヨーロッパリーグ( EL )に回ることになった。
南野は試合後、クラブの公式ツイッター( アカウントは @FCRBS_jp )で次のように語っていた。
「僕たちはグループステージ突破に向けて、すべてを出し切ったと思っています。しかし負けてしまったことはすごく悔しいので、これを次につなげて、ヨーロッパリーグで決勝と優勝を目指して、切り替えてやっていきたいと思います」
ザルツブルクは今週末の12月14日、オーストリア・ブンデスリーガで6位のTSVハルトベルクとアウェーで対戦する。チームは13勝4分0敗(64得点・16失点)の勝点43で無敗をキープし、2位と勝点2差の首位を走っている。
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[文:サカノワ編集グループ]