【千葉】ユン体制”堅実大型補強”、GK新井章太を川崎から獲得「今はもう一人じゃない」
川崎のGK新井章太。(C)SAKANOWA
「川崎フロンターレはたくさんの人を幸せにしてくれるクラブ」。
川崎フロンターレは12月13日、GK新井章太の、来季ジェフユナイテッド千葉への完全移籍が決定したと発表した。ユン・ジョンファン新体制下で迎える千葉が、堅実かつ大型と言ってもいい補強に成功した。
新井は1988年11月1日生まれ、埼玉県出身、31歳。185センチ・82キロ。これまでのキャリアは、 吉田FC (埼玉県) ─ 上里FC(埼玉県)[秩父市立吉田小学校(埼玉県)] ─ 正智深谷高 ─ 国士舘大学 ─ 東京ヴェルディ ─ 川崎フロンターレ。
新井は次のように川崎のファンとサポーターにメッセージを残している。
「自分の人生において、7年間という最も濃い時間を川崎フロンターレで過ごしてきました。
僕がデビューしたのも、結婚したのも、家族を持てたのも、全てがフロンターレでした。フロンターレではリーグ初優勝も経験でき、リーグ連覇やルヴァンカップ初優勝、そしてMVPと素晴らしい経験をさせていただきました。
だけど僕の中で一番嬉しかったことはずっと変わりません。川崎フロンターレに入れたことです。
僕をあの時、拾ってくれてここまで育ててくれたこのチームを自ら離れるなんて思ってもいませんでした。だけど何もない状態の僕にここまで自信を持たせてくれたからこそ、今回新しいチャレンジができると思っています。
今はもう一人じゃない。
家族という僕を後押ししてくれる存在がいます。その家族にお父さんのカッコいい姿を見せていきたい。フロンターレではなかなか見せられなかったからこそ今以上に頑張ってチャレンジしていきたい。その決心で移籍を決めました。
川崎フロンターレはたくさんの人を幸せにしてくれるクラブです。チームもスタッフも応援してくれるサポーターの皆さん、そしてフロンターレに関わる全ての皆さん、これから1人でも多くの人に幸せをプレゼントしていってください。
本当にありがとうございました」
2019シーズン終盤にレギュラーを掴んだ男が下した大きな決断。新井がユン・ジョンファン監督のもと、さらにパワーアップを遂げる。
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[文:サカノワ編集グループ]