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【なでしこJ】キャプテン岩渕真奈が日韓戦「決勝」へ!中国戦ハットの勢いを持ち込めるか

なでしこジャパンの岩渕真奈が中国戦でハットトリック達成!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

長谷川唯と小林里歌子から3得点!今日決戦、2戦全勝同士で勝ったほうが優勝。

[E-1選手権] 日本 – 韓国/2019年12月17日19:30/九徳総合運動場・韓国

 なでしこジャパン(日本女子代表)のFW岩渕真奈が東アジアE-1選手権、中国との第2戦でハットトリックを達成した。

 開始9分に長谷川唯とのパス交換から1点目。さらい44分に再び長谷川からのパスに反応して2点目。そして後半の56分、小林里歌子のキックをGKがファンブルしたところを押し込み3点目。2010年のなでしこジャパンデビューから10シーズン目に、代表では初となるハットトリック達成で一つ”偉業”を成し遂げた。

 チームはそのまま3-0の勝利。アジアのライバルでもある中国にこの点差、無失点で勝てたことは一つの収穫になった。

 岩渕の試合後のコメントが、日本サッカー協会( JFA )の公式サイトに、次のように紹介されている。

「早い時間に先制点が取れたことが良かったです。

 相手がパワーを持って攻めてきた時間に、勢いに乗せてしまい押し込まれましたが、全員で集中してラインコントロールして、後半にも日本らしさが出たと思います。

 ハットトリックは久々だったので嬉しいですが、みんなの良さが出たから自分が得点を取れたのだと思います。

 それぞれの選手の良さが出た、いいゴールだったと思います。先制点は、チームを勢いに乗せるという意味でも大事なゴールになるので、これからもそれは目指していきたいと思います」

 また、高倉麻子監督は次のようにコメントしている。

「アジアのライバルである中国と非常にいいゲームができたと思います。

 中国も非常に素晴らしいチームで、特に前半は相手の圧力を受け、後手に回ってしまうことが多かったです。耐える時間帯という認識をチーム全体で持ち、(得点を)取るべき選手が取ったゲームでした。

 後半は色々なところを修正しましたが、細かいミスが多かったという印象です。

 相手のスピードやパワーを受けた時に、まだまだ後手に回ってしまうメンタリティがありますが、勝てたことをプラスに捉え、全力で次の韓国戦を戦いたいと思います」

 そして17日、優勝を懸けて今大会2戦全勝同士で日韓戦が行われる。東京オリンピックに向けて弾みを付ける意味でも、この2試合で出た修正をしたうえで勝利を収めたい。

 岩渕にも中国戦に続き、チームをパッと明るくするとともに、タイトルをもたらす会心のゴールを期待したい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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