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マジョルカ監督が2019年を総括「素晴らしい歴史的な1年。さらに続いていく」

マジョルカの久保建英。(C)RCD_Mallorca ※ツイッターより

久保は15試合に出場、1得点・2アシスト。

[スペイン1部 18節] マジョルカ 0 – 2 セビージャ/2019年12月21日/エスタディ・デ・ソン・モイシュ

 RCDマジョルカはホームで強豪セビージャFCに0-2で敗れ、4勝3分11敗(18得点・32失点)の勝点15で足踏みし、5試合連続で勝ち星がないまま冬の中断期間に突入した。18歳の日本代表MF久保建英は7試合連続で先発出場し、2戦ぶりにフル出場を果たしている。

 マジョルカのビセンテ・モレノ監督は試合後の公式記者会見で、この試合を振り返るとともに2019年を総括している。クラブの公式サイトにメディアとの一問一答が掲載されている。

 指揮官は「ゲームに負けてしまえば、ポジティブな感覚など残りません」と、このホームでの敗戦を受け止めている。久保のマイナスのクロスとスルーパスからの3本、オフサイドの判定で泣いたエースのアンテ・ブディミル弾……チャンスは作れていた。

 しかしモレノ監督は「2つのゴールを決めたのはセビージャ。彼らは私たちよりも上手くやったことを意味していて、私は率直に祝福したいです」と、「結果=スコア」がすべてだと強調していた。

 また、VAR(アシスタント・ビデオ・レフェリー)により、1点がオフサイドで取り消され、逆に相手をペナルティエリア内で踏んだとしてPKが与えられた。ただ、指揮官は「私たちは審判について、決して何も話しません。時間の無駄です。VARは正当なジャッジを下すための大切なアイデア」と、VARを導入したからには、その「事実」を受け止めるしかないと強調している。

 そして2019年について――。

「2019年はあらゆる面で素晴らしかったと言えます。現在、私たちは降格を免れようと戦っていますが、それであっても歴史的な年であったと思います。そして、それはこれからも続きます」

 7年ぶりの1部リーグ復帰。ホームでの序盤の快進撃、レアル・マドリード撃破……、ここから新たな「歴史」を作っていくためにも、2部降格だけは避けなければならない――。

 その”歴史の証人”の主要キャストとして、2020年、久保がマジョルカでさらなる輝きを放つしかない。2019年の久保は15試合(956分)出場、1得点・2アシスト。その「数字」も伸ばしていきたいところだ。

 マジョルカの2020年初戦は1月5日(日本時間20時から)、アウェーでグラナダCFと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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