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湘南のGK秋元陽太が町田に期限付き移籍「ベルマーレが生まれ変わる時。それが今なんだと思い、チームを離れることを決めました」

FC東京対湘南戦、ATに追いつかて涙を浮かべる富居大樹の背中を押す秋元陽太(左)。写真:上岸卓史/(C)Takahi UEGISHI

2019年はJ1リーグ30試合に出場、ポポヴィッチ新監督のもとでJ1昇格に挑戦。

 J1リーグの湘南ベルマーレのGK秋元陽太が2020シーズン、J2リーグのFC町田ゼルビアに期限付き移籍することが決定した。両クラブが1月2日、正式に発表した。

 移籍期間は2020年2月1日から2021年1月31日まで。契約上、同期間中の湘南とのすべての公式戦に出場できない。

 秋元は1987年7月11日生まれ、東京都町田市出身、32歳。183センチ・84キロ。これまでのサッカー歴は、CYD FC ― 横浜F・マリノスJrユース菅田 ― 横浜FMユース ― 横浜FM ― 愛媛FC ― 湘南 ― FC東京 ― 湘南。2019シーズンは、J1リーグ30試合に出場していた。

 これまでの通算成績は、J1リーグ137試合・0得点、J2リーグ167試合・0得点、ルヴァンカップ14試合・0得点、天皇杯8試合・0得点、ACL7試合・0得点。

 秋元は湘南のファンに向けて、次のようにコメントしている。

「この度、FC町田ゼルビアに期限付き移籍することになりました。

 自分にとっては苦渋の思いではありますが、湘南ベルマーレが新しいチームに生まれ変わる時。それが今なんだと思い、チームを離れることを決めました。

 チームのサポート、力になれないことをお許しください。 今シーズンは地元、町田で湘南ベルマーレでの経験を生かして頑張ってきます」

 一方、町田のファンには、次のようにメッセージを寄せている。

「期限付き移籍で加入することになりました、秋元陽太です。

 自分が生まれ育った町田でプレーする機会を与えていただき感謝いたします。

 ファン・サポーターの皆さんと多くの喜びを分かち合えるように頑張りますので応援しよろくお願い致します」

 激動の2019シーズンを戦い抜くなか、終盤は富居大樹にポジションを譲った。ただ、ベンチからも選手たちを鼓舞して、富居を懸命にサポートしていた秋元の姿もまた、湘南の2019年の象徴的なシーンの一つと言えた。

 Jリーグに復帰した町田のランコ・ポポヴィッチ監督のもと、秋元が這い上がり、そしてJ1昇格にチャレンジする。

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[文:サカノワ編集グループ]

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