【柏】ということは…。韓国代表GKキム・スンギュの獲得を発表
柏に加入することで合意したGKキム・スンギュ(写真は昨季の神戸時代)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
昨季途中まで神戸でプレー。約半年ぶりにJ1リーグ復帰!
柏レイソルは1月10日、韓国代表GKキム・スンギュを韓国Kリーグの蔚山現代FCから完全移籍の獲得で合意に達したと発表した。メディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ。
キム・スンギュ(金 承奎 KIM Seung-Gyu)は187センチ・84キロ。
1990年9月30日生まれ、29歳。韓国出身。これまでのキャリアは、現代高 ― 蔚山現代 ― ヴィッセル神戸 ― 蔚山現代FC。Jリーグ屈指の守護神として、2016年から昨季途中まで神戸でプレーしてきた。母国での半年間のプレーを挟み、J復帰を果たすことになった。
J1リーグ通算107試合、2019シーズンは12試合に出場。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)にも通算8試合に臨んでいる。
また、韓国代表歴は48試合。2014年のブラジル、2018年の南アフリカと、ワールドカップ2大会に出場している。
一方、気になるのが日本代表GK中村航輔の動向だ。韓国のメディア『スポーツ・コレア』は1月1日、キム・スンギュの柏行きについて、「(神戸時代にともにプレーしている)ネルシーニョ監督が獲得を懇願していて決定的だ」と報じるとともに、「中村航輔が川崎フロンターレに移籍する」と報じていた。
しかし元日の天皇杯決勝でヴィッセル神戸が優勝してACLの本選出場権を獲得。J1リーグ4位だった川崎がACLプレーオフの出場権を失ったことも影響したのか、中村の動向に関する話の進展はその後、見られずにいる。かねてから本人が挑戦への意欲を示していた海外移籍もあるのか、それとも柏に残留するのか――。
多くのチームが新シーズンに向けて始動するなか、何かしら動きがあるのか。キム・スンギュの加入により、将来の日本代表の正守護神候補の動向にも改めて注目が集める。
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[文:サカノワ編集グループ]