シュトゥットガルトが遠藤航の買取を検討。1部昇格の場合は…
日本代表での遠藤航(6番)写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
リーグ5試合連続フル出場、現在はシント=トロイデンから期限付き移籍中。
ドイツ・ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトは、現在ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVVから期限付き移籍中の日本代表MF遠藤航について、この夏、買取オプションを行使することを検討している。ドイツメディアの『90MiN』などが1月21日に報じた。
シュトゥットガルトは現在9勝4分5敗の勝点31で、2位のハンブルガーSVと勝点で並び3位につけている。1部昇格に向けて勝負どころに突入するなか、新シーズンのベースを固める段階にも入ってきた。
遠藤は開幕直後に加入し、チームが好調だったこともあり出場機会を得られずにいた。しかし11月24日に行われた14節のカールスルーエとの「南ドイツダービー」で、加入後初めての先発出場を果たすと、ディフェンシブハーフとして3-0の完勝に貢献。自身もフル出場を果たした。
そこから5試合連続でフル出場中で、フロントからも評価を高める。今回の記事でも「加入当初と比べて、明らかに好印象を与えている」として、クラブはシント=トロインデンから買い取ることを検討している。
違約金は150万ユーロ(約1億8000万円)が設定されていると言われる。ただシュトゥットガルトが1部昇格を果たした場合、その額が減るというオプションが付いているそうだ。
ちなみに、チームメイトである元ドイツ代表のエースストライカーのマリオ・ゴメスはカールスルーエ戦のあとのフラッシュインタビューで、遠藤のプレーぶりについて「素晴らしいよ! ワタルは『ムーブ・オブ・ザ・イヤー』だ。GKのキックを、ボールが来る10秒前にはもう構えていて、『大丈夫、俺が競り勝つ』って。ジェット・リーみたいだったよ。日本人はいつもそうだけど、チームのために全力を注ぎ、自分のことは二の次。彼のこれまでの頑張りが報われて、僕もとても嬉しいよ」と絶賛していた。
ブンデスリーガ2部は今週末に再開。シュトゥットガルトは1月24日の金曜日にホームで最下位18位のディナモ・ドレスデンと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]