本田圭佑へ正式オファー。ブラジル人気俳優も「ボタフォゴが待っている!」
本田圭佑が自身のツイッターでフィテッセ退団を報告(@kskgroup2017)でフィテッセ退団を報告した。
仲介人の兄がクラブと交渉。28日が回答期限。
オランダ1部リーグ(エールディビジ)のフィテッセを退団したあと無所属(フリートランスファー)になっている元日本代表MF本田圭佑にこのほど、ブラジル1部(セリエA)の名門ボタフォゴFRが正式オファーを出した。回答期限は「火曜日」に設定されており、1月28日(日本時間の29日)までに決断が迫られる。
ブラジルメディア『グローボ』によると、ボタフォゴは本田の仲介人(代理人)である兄と交渉を行い、クラブの経営状況にあった条件を提示したという。記事では「この交渉が成立すれば、双方にとって有益だ。ボタフォゴとしてはアジアにマーケットを広める機会につながる。一方、東京オリンピックでのオーバーエイジによる参戦を目指す本田にとって、コンスタントにプレーする機会を得られる」と報じている。
また、同じくブラジルメディア『ランセ』は、本田サイドとボタフォゴが3回の交渉を行い、同様に数日中の最終決定を待っている段階だと伝えている。マーケティングの担当者も話し合いに加わっていたという。
そうしたなか、ブラジルで話題になっているのが、本田のSNSへのボタフォゴファンの”進攻”だ。多くのファンが本田のアカウントで、ツイッターやインスタグラムでボタフォゴ行きを呼び掛けるコメントを書き込んでいる。しかもその中にブラジルの人気俳優でありコメディアンのマルセロ・アドネット氏も参戦。「ボタフォゴがあなたを待っています!」と英語で書き込んでいる。
このほかインドネシア1部リーグのペルシジャ・ジャカルタも本田の獲得に乗り出していると言われる。一方、本田自身はスペインをはじめ欧州主要リーグでのプレーを目指している。
本田は名古屋グランパスを経て、オランダのVVVフェンロ、ロシアのCSKAモスクワ、セリエAのACミランでプレー。その後、メキシコのCFパチューカ、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーで1年ずつ在籍。約7か月のブランクを経てオランダのフィテッセに加入したものの、本田を招いたレオニード・スルツキ前監督の辞任に伴い、わずか約1か月半で退団している。
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[文:サカノワ編集グループ]