コービー・ブライアント氏事故死に本田圭佑「大切なのは彼の哲学を共有すること」
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
SNSで4回にわたりメッセージを綴る。
ロサンゼルス郊外でのヘリコプター墜落事故で1月26日朝、バスケットボールNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)元ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント氏が亡くなった。41歳だった。ブライアント氏の13歳の娘やパイロットら9人全員の死亡が確認されたという。
この事故を受けて、元日本代表の本田圭佑が、英語で3回、日本語で1回、自身のSNSのツイッター(アカウントは @kskgroup2017 )にて次のように呟いた。
「これは酷い。とても悲しい。信じられません」
「彼は世界中の人々のために偉大なことをしてくれました。それはバスケットボールの世界にとどまりませんでした。感謝しています」
さらに2時間後、もう一通メッセージを追加した。
「一番大切なことは彼のフィロソフィ(哲学)を伝承し、世界で共有することです」
そのように本田自身がブライアント氏から多大な影響を受けてきたことが伝わるように綴っている。
その1時間後、さらに日本語でも次のように書き込んだ。
「本当に人の命というのは脆くて儚いというのを痛感する。身近な人が死ぬと人は人生観が変わると言うけど、コービーの死で僕がそれを感じてるということは彼がそれだけ偉大だった証拠なんやろうね。#人生に感謝」
本当に人の命というのは脆くて儚いというのを痛感する。身近な人が死ぬと人は人生観が変わると言うけど、コービーの死で僕がそれを感じてるということは彼がそれだけ偉大だった証拠なんやろうね。#人生に感謝
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) January 27, 2020
昨年12月にツイッター社が発表した「2019年、最も影響を与えた男性アスリート」では、6位にブライアント氏、9位に本田が入っていた。また両者はベンチャーへの投資家としても共通点があった。
ブライアント氏は1978年8月23日生まれ、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。1996年から2016年までレイカーズ一筋でプレーし、NBA2位の1試合81得点、レギュラーシーズン歴代4位の通算3万3643得点、18年連続オールスター出場などを記録。「KOBE=コービー」は、父親が好きだった神戸牛の店からつけられた。阪神・淡路大震災から3年後の1998年に初来日した際、訪れた神戸市に寄付をしていた。
本田の投稿のコメント欄には両者のファンから、「ナンバーワンの選手。まだ信じることができない」「(本田の考えに)私も賛同します」など、さまざまなコメントが書き込まれている。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Keisuke Honda talks about Kobe Bryant ‘s accident. “I think that it’s most important thing is someone to keep his philosophy and will share it to the world”.