久保建英の獲得厳しい?ベティスは冬の補強を検討せず。理由は…
久保建英。(C)SAKANOWA
レアル・マドリードからのレンタルフィーは半年で約1億5500万円か。
[スペイン1部 11節] ベティス 0-2エイバル/2020年11月30日(日本時間12月1日)/エスタディオ・ベニート・ビジャマリン
スペイン1部リーグ、レアル・ベティスが武藤嘉紀のラ・リーガ初ゴールなどSDエイバルに0-2で敗れた。
ベティスのマヌエル・ペレグリーニ監督は試合後の記者会見で、「立ち上がりは良かったですが、すぐ自信を失ってしまいました。期待した結果を得られず残念でした。私たちが考えた解決策は、実を結びませんでした。しかし、これまで以上に、私たちは団結できています」と悔やんだ。
レアル・マドリードからビジャレアルCFにレンタル移籍中の日本代表MF久保建英だが、スペインリーグでの出場機会を求めて1月の移籍を検討しているとビジャレアルの地元メディアで報じられた。同メディアは「すでに久保の周りではいくつかのクラブが(1月の獲得に向けて)動きを見せていることが確認されている。そのなかの一つがレアル・ベティスで、この日本人選手を補強することに関心を寄せている」と伝えている。
しかしスペインメディア『888スポーツ』によると、ベティスのフロントは経営難のため、1月の新戦力の補強は“検討していない”ということだ。この試合に先駆けた記者会見でも、ペレグリーニ監督は「このチームでよりよいプレーを見せること」「そのようにして状況を好転させたい」とコメントしたそうだ。
レアル・マドリードから久保をレンタルする場合、半年分のレンタルフィー125万ユーロ(1億500万円)が必要になる。このコロナ禍、確かに規模の小さいクラブでは、その負担は大きいか。
久保はこれまでスペインリーグでの先発が1試合のみ。全試合に出場しているものの、10試合は途中出場である。一方、ヨーロッパリーグ(EL)は全4試合に先発出場している。
ビジャレアルはリーグ戦5勝5分1敗で暫定3位、ELのグループステージは首位に立つ。
一方、ベティスはリーグ戦4勝7敗で暫定15位と低迷している。果たして、ベティスが1部残留のため、久保を必要とすることはあるのだろうか――。
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[文:サカノワ編集グループ]