久保建英の先発濃厚!「ELは特定の選手をテスト、自信と信頼に…」ビジャレアルのエメリ監督が選手起用について語る
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
マッカビ・テルアビブ戦、勝てば決勝トーナメント進出決定。
[EL GS4節] マッカビ・テルアビブ – ビジャレアル/2020年11月26日(日本時間27日2:55)/ブルームフィールド・スタジアム
スペイン1部ビジャレアルCFがヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ(GS)4節、イスラエル1部のマッカビ・テルアビブとアウェーで対戦する。同大会3連勝中のビジャレアルは勝てば決勝トーナメント進出が決まる。別カードの結果によっては、目標の1位突破も確定する。
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、ELでは全3試合に先発出場し通算1ゴール・3アシストを記録している。チームは好調なスペインリーグとの連戦が続いていて、この週末には首位のレアル・ソシエダとのアウェーゲームを控える。前回のホームでのテルアビブ戦に続いて、ウナイ・エメリ監督はターンオーバーを慣行する考えで、久保の先発出場が濃厚だ。
焦点は久保のポジションになる。
初戦のスィヴァス・シュポル戦はトップ下で1得点・2アシストと活躍。2戦目のカラバフFK戦は左ウイングに入り、まずまずではあったものの決定的な仕事をできなかった。そして前回3戦目のホームでの2勝同士のテルアビブ戦、右ウイングで1アシストなど輝きを放ち4-0の勝利に貢献した。
起用ポジションによって、エメリ監督の狙いも見えてくるだろう。
そのエメリ監督は試合前日の公式記者会見で、先週末にレアル・マドリード、今回テルアビブ、そして週末にレアル・ソシエダと対戦する「重要な週」と位置付けるが、「選手みんなに手応えを得ているので、とても楽しみにしています」と期待を寄せる。また、モイ・ゴメスが負傷により遠征に帯同していないと明かした。
一方、このELについて次のように位置付ける。
「ヨーロッパリーグは特定の選手をテストするのに非常に適しています。今のところ結果が出ていて、それが自信と信頼につながっています。これからリーグ戦が進むにつれて、よりたくさんのの選手が必要となってきますから」
ケガに加えて新型コロナウイルスなど、戦力がどのように推移していくのか先が見えない。そうしたなかでチャンスを与えた久保やピノらがELで着実に“成果”を残し、力を伸ばしていることに手応えを得ている。
また、テルアビブに対しては、「前回対戦とは違うチームになっています。現在好調であり、この試合では勝点3を狙って意欲的に臨んでくるでしょう」と警戒。それまで公式戦の白星がなかったのだが前回のビジャレアル戦のあと、国内リーグ2連勝と調子を上げているだけに気を引き締める。
決勝トーナメントに導く久保のゴール目は生まれるか――。試合は日本時間27日2時55分開始だ。
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[文:サカノワ編集グループ]