マジョルカ久保は途中出場直後にイエローカード、幻のアシストも。強豪バレンシアに4-1快勝
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takashi EUEGISHI
久保不在の4-4-2が機能。9試合ぶりベンチスタート、ライバルもアピール成功。
[スペイン1部 20節] マジョルカ 4-1 バレンシア/2019年1月19日(日本時間同20時)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
スペインリーグ(ラ・リーガ)1部、RCDマジョルカがホームでバレンシアCF戦に4-1の勝利を収めた。マジョルカの日本代表MF久保建英はリーグ9試合ぶりに先発から外れ、3枚目のカードで80分から途中出場した。
マジョルカは攻撃的MFにダニエル・ロドリゲスとラゴ・ジュニオール、2トップにクチョ・エルナンデスとアンテ・ブディミルを並べる4-4-2を採用。高い位置から強烈なプレスとハードワークを重視した布陣が機能し、テクニカルなバレンシアを敵陣に封じ込めて、次々とチャンスを作り出す。
その流れから7分、サルバ・セビージャのフリーキックに、アントニオ・ライージョがヘッドで合わせて先制。さらに22分、エースのアンテ・ブディミルがダニ・ロドリゲスのクロスに合わせて2点目。41分、再びブディミルがサルバ・セビージャとの息の合ったワンツーから中央を打開して鮮やかに自身2点目、チームの3点目を奪う。
3-0で突入した後半早々の51分には、バレンシアの10番ダニエル・パレホが2枚目のイエローカードで退場処分になる。そして79分、ダニエル・ロドリゲスが豪快にミドルを突き刺し、マジョルカは4点にリードを広げた。
久保より先に、セビージャFCから期限付きで加入したU-21スペイン代表MFアレハンドロ・ポソが右MFで投入。オフサイドにはなったものの、背後を突いて惜しいシーンを作り出すなど、さっそくアピールに成功した。
久保は80分に3枚目のカードで途中出場。左MFに入るものの、いきなり最初のプレーで相手の足首を蹴りイエローカードを受ける。その直後には同サイドを崩されて、相手に失点を与えてしまう。
そんな悪い印象を払拭すべく、試合終盤には右足で決定的なシュート、さらに左サイドのクロスからブディミルへの決定的なクロスも放ち(GKの指先に触らられ、あと一歩合わず)、二度、ビッグチャンスに絡んだ。しかし、結局、この日もゴールやアシストはつかないままに。
試合はそのまま4-1で、マジョルカが豪快に7試合ぶりの勝利を収めた。
マジョルカはリーグ5勝3分12敗(22得点・34失点)の勝点18に伸ばし、暫定17位に浮上している。一方、バレンシアは8勝7分5敗(30得点・29失点)の勝点31のまま。
久保のリーガでの成績は、17試合出場で1得点・2アシスト。
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[文:サカノワ編集グループ]