【移籍】リーズが田中碧をリーズナブルに獲得へ。契約期間1年を切り、移籍金わずか4億円か
田中碧。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
デュッセルドルフは後釜の確保が課題に。
イングランド・チャンピオンシップ(2部)のリーズ・ユナイテッドFCが8月28日、夏の移籍マーケットの期限(30日)を前に、サッカー日本代表MF田中碧(Ao TANAKA)の獲得に向けて、ドイツ・ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフにオファーを出した。クラブ間の交渉が行われているという。
英国メディア『デイリー・メイル』は27日、リーズはわずか265万ポンド(約5億6000万円)の移籍金で、25歳になる日本代表のセンターハーフの獲得が可能であると報じた。
また、この報道を受けてドイツメディア『ビルド』は28日、デュッセルドルフは田中に契約解除条項を設定していないとレポート。両クラブ間の交渉で、移籍金が決定するということだ。
今シーズンで田中は契約満了を迎えるため、残りの期間はすでに1年を切っている。そのため、300万ユーロ(4億8000万円)でも放出される可能性があると見ている。
さらには、現地ジャーナリストは250万ユーロ(約4億円)という割安での放出もあり得ると見ている。
ブンデスリーガ2部はリーグ3試合を消化。デュッセルドルフは2勝1分の勝点7と、2部に降格した以降では最高のスタートを切っている。田中は全試合に4-3-3のインサイドハーフとして先発し、フル出場している。
リーズは1年前にも田中の獲得に動いていた。
ただ、デュッセルドルフでようやく起用法や役割など“最適解”を見出せたともいえるなか、田中の持ち味が消されかねないフィジカル強度を一段と求められるチャンピオンシップに挑戦することが、果たして得策なのか。もちろん逆にそうした環境だからこそ、田中のようなタイプが生きる可能性もあり得る。この噂が事実であれば、田中にとって、キャリアの中で一つ大きな決断を下すことになる。
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一方、デュッセルドルフは後釜を確保できるか。その問題が解消されるならば、放出を容認することになりそうだ。