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【移籍】久保建英は!? レアル・マドリードのアンチェロッティ監督が明かした補強ロードマップ。今冬獲得”なし”か

チュニジア戦で得点を喜ぶ伊東純也(右)と久保建英(左)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

イカルディ獲得が噂されてきたが…。

 スペイン1部レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は12月1日、翌日のグラナダCF戦に向けた記者会見で、来年1月に解禁される移籍マーケットでの補強について問われ、「クラブは夏に向けて計画を立てる」として、基本的には現有戦力のままシーズン終了まで戦う方針を示した。

 レアル・マドリードは、選手層の薄いストライカーを求め、トルコ1部ガラタサライSKの元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの獲得を検討していると噂されてきた。しかし、アンチェロッティ監督は「1月に新しいフォワード? いいえ、クラブは夏にチームの計画を立てています。今はすべてが順調です」と語っている。近年の同クラブの傾向でもあるが、チーム内を統率して総合力を高め、複数のタイトルを狙っていくスタンスだ。

 マドリードはヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデと現有の有力なタレントの引き留めを優先。いずれも、この夏以降に、長期の延長契約を締結してきた。そのように、むしろクラブがスーパースターたちに絶大な信頼を寄せ、結束を強めることに重きを置いている。

 そして「夏に向けて」ということは、まず噂されてきたフランス1部パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペをフリートランスファーで獲得できるのかどうか。そこがポイントであることが分かる。

 エムバペには、イングランド・プレミアリーグのリバプールFC、アーセナルFCが関心を示し、さらにパリSG残留も選択肢にあると言われる。

 例えば……。マドリードのエムバペ補強が見送られた場合には、サイドアタッカーを求めて、事実上50パーセントの権利を持つレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英を”復帰”させることもあり得るか。スペインなど複数メディアが、久保を“格安”で買い戻せることは、レアル・マドリードにとってのメリットに挙げている。もしもレアル・ソシエダに他クラブから久保獲得のオファーがあった場合、先に交渉できる、あるいはその移籍解除の半額でマドリードが獲得できる条項が付帯していると言われるが……。

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 いずれにせよ、レアル・マドリードは、緊急的な場合を除いて冬の補強を検討しておらず、夏に向けてクラブ全体を見ての補強プランを発動させるということだ。あるいは別の日本人選手がターゲットになることもあるか!?

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