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「痛みやっと消えてくれた」神戸FW大迫勇也、徳島戦で復活のゴール!日本代表のW杯予選へしっかり間に合わせた

大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

イニエスタ→酒井高徳→武藤嘉紀がニアで潰れ…→大迫弾!「残り3試合でいい感覚を掴み、来シーズンにつなげる試合をしたい」

[J1 35節] 神戸 1-0 徳島/2021年11月6日15:03/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグ ヴィッセル神戸に所属する日本代表FW大迫勇也が、徳島ヴォルティス戦で久々となる先発出場を果たし、決勝ゴールを決めてみせた。神戸では今季リーグ2点目。

 57分、アンドレス・イニエスタが右へ展開。右SB酒井高徳の精度の高いクロスに対し、まずニアで武藤嘉紀がジャンプして合わせようとしてブラインドになり、その背後にいた大迫がしっかりボレーでねじ込んでみせた。

「チームで取ったゴールだと思います。僕一人ではなく、いろんな人が関わって決められた、チームの目標を達成するためにも大きな勝点3。残り3試合、引き続きやっていきたいです。ヨッチ(武藤)が目の前で触ってくれたので、上手く反応できました。高徳もすごくいいところにボールを落としてくれました」

 10月の日本代表活動で右ヒザを傷め、11月3日に行われたベガルタ仙台戦(〇4-2)の直線までは厳しい状況だったと言う。そこからコンディションを上げて仙台戦で途中出場を果たし、この徳島戦で先発出場につなげ、しっかり「結果=ゴール」も残した。

「痛みがやっと消えてくれました。長かったですが、これからコンディションはすごく上がっていくと思います。痛みはほぼない状態なので、『やっと』という感じです」

 大迫はそのように安堵した。

 このあと日本代表の一員として、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の11月シリーズ(11日・ベトナム代表戦、16日オマーン代表戦 いずれもアウェー)に臨む。

「やっと痛みも取れて、足の状態もいいです。今日80分近くプレーできたので、ここから体もすごく良くなっていけると、すごく自分も感じています」

 大迫はうなずく。

 もちろん、何より神戸でのここからの未来を、神戸の新10番は楽しみにしていた。

「今年は残念ながら優勝が決まってしまったので、来年、神戸が優勝争いするために積み重ね、残り3試合でいい感覚を掴み、来シーズンにつなげる試合をしたいです。それにACL。アジアも制したいと強く思っています。いい3試合にしたいです」

 シーズン最終盤の11月、大迫がここから勢いをつけそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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