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吉田は3戦連続出番なし、セインツ土壇場に追いつかれたが「悲観しすぎる必要はない」と指揮官

吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

サウサンプトンは90+6分に追いつかれる。リーグ戦の連敗を3でストップ。

[プレミアリーグ 13節]アーセナル2-2サウサンプトン/2019年11月23日/エミレーツ・スタジアム

 プレミアリーグのアーセナルFC対サウサンプトンFCの一戦、サウサンプトンのDF吉田麻也はベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。これで吉田はリーグ戦は3試合連続で控えのまま出場機会なし。チームは土壇場の90+6分に追いつかれたが、リーグ戦の連敗を「3」でストップした。

 セインツは開始8分、素早いリスタートから抜け出したダニー・イングスのゴールで先制点を挙げる。そして18分同点ゴールを決められたものの、71分、ウォールド・プラウズが落ち着いてPKを決めて2-1とリードを奪ってみせた。

 しかし土壇場の90+6分だった。サイドから上がったクロスにGKアレックス・マッカーシーが飛び出るもののクリアしきれず。そのこぼれ球を1点目に続きアレクサンダル・ラカゼットに決められ、2-2の同点に追い付かれた。

 セインツは2勝3分8敗(13得点・31失点)。降格圏の19位からの脱出はならなかった。

 結果的に勝点2を落としたことになるが、サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は試合後のインタビューで「悲観しすぎる必要はないと」話した。

「今日の結果には満足しています。なぜなら今日の試合で私たちは普段とは違う姿勢を見せることができたからです。勇敢で、エネルギッシュに戦い、驚くほど献身的なパフォーマンスでした。

 同点に追いつかれてもチームは前に出て2点目を取りに行き、今までとは違うパフォーマンスを見せたと思います。

 もちろん勝点3を取れれが最高でしたが、今はポジティブな面を見るべきで、勝点をを落としたことを悲観しすぎる必要はないと思います。終わってみれば勝点1どまりですが、私は試合に勝ったかのように感じています」

 アーセナル相手に果敢に攻めて何度も決定機を作ってみせた。指揮官はその姿勢に満足していたようだ。

 この勝点1が、不調の続いてきたチームに何をもたらすのか。また、吉田はここ3試合出場機会を得られずにいるが、この逆境をどのように跳ね返していくのか。

 12月は過密日程が続くだけに、コンディションさえ問題なければ、出場機会はきっと訪れるはず。そのチャンスを掴み、レギュラー争いに再び食い込みたいところだ。

 なお次節アーセナルはアウェーでノリッジ・シティ、サウサンプトンはホームでワトフォードFCと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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