豪州代表DFデングは「浦和移籍」とシドニー地元紙が報じる

メルボルン・ビクトリーが公式サイトで、豪州代表DFトーマス・デングの退団と「J1移籍」を発表。※同サイトより

メルボルン・ビクトリーの22歳。タイU-23アジア選手権でスカウトが”発掘”か。

[ACL PO] 鹿島 – メルボルン・ビクトリー/2020年1月28日/カシマサッカースタジアム

 オーストラリア1部リーグのメルボルン・ビクトリーが1月28日、オーストラリア代表DFトーマス・デングの退団と「J1リーグへの移籍」を、クラブの公式サイトで発表した。さらにシドニーの地元紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』は同日、「デングがビクトリーを退団して、Jリーグの巨人、浦和レッズに移籍する」と題したレポートを掲載した。

 その記事によると、タイで開催されたU-23アジア選手権(東京オリンピック予選)にU-23オーストラリア代表として出場したデングのプレーに、浦和のスカウトが着目。エージェント(仲介人)を通じて、デングにJリーグでのプレーについて、希望はあるか確認したという。

 するとオーストラリア代表やメルボルン・ビクトリーを率いたアンジェ・ポステコグルー監督が指揮する横浜F・マリノスが優勝したことも記憶に新しく、デングは日本でのプレーに「イエス」と答えたそうだ。そこから交渉が発展していった。

 その記事には書かれていないが、メルボルン・ビクトリーには昨季まで浦和でプレーしたエースでありオーストラリア代表FWのアンドリュー・ナバウトも所属している。もしも浦和行きが本当であれば、2018年の天皇杯制覇に貢献した彼の存在も影響したと見ていいだろう。

 なおオーストラリアは同大会で3位に入り、東京五輪の出場権を獲得している。

 また、メルボルン・ビクトリーの公式サイトでは、デングは退団に際して次のようにコメントしている。

「メルボルン・ビクトリーは私に多くのことを与えてくれました。難しい決断ではありましたが、このプロのキャリアのなかで、J1リーグでプレーする機会を逃したくありませんでした」

 一方、クラブの強化を司るフットボールオペーションマネジャーのポール・トリンボリ氏は、次のように語っている。

「さまざまな検討をした結果、トミーのキャリアにとって素晴らしい機会であると理解しました。彼がピッチの内外で成長する姿を見てきました。移籍ウインドーが数日しか残っていないため、彼に代わる選手を獲得できるように一生懸命取り組みます」

 デングは1997年3月20日生まれ、22歳。178センチ。センターバックとサイドバックをこなす。オーストラリア代表1試合・0得点。メルボルン・ビクトリーの下部組織出身で、2015年からプレーしてきた。今シーズンは6試合でフル出場している。

 メルボルン・ビクトリーは今日鹿島アントラーズとアジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで対戦する。すでにデングは退団しているが、果たして……本当に浦和に加入するのか? 日本からの正式発表が待たれるところだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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