バルセロナ安部裕葵が21歳誕生日の誓い「1日1日周りにいる人を大切に」
21歳の誕生日を迎えた安部裕葵が、クラブ公式ツイッター上の伊奈ビューにて、バルセロナでの日々について語った。( @fcbarcelona_jp )より
クラブ公式ツイッターで。世界一のクラブの、この環境を知りたかった――。
スペインの実質3部に相当するFCバルセロナBチームに所属するU-23日本代表MF安部裕葵(あべ・ひろき)が1月28日に21歳の誕生日を迎え、クラブ公式の日本語版ツイッター(@fcbarcelona_jp)でのインタビューに登場した。安部は鹿島アントラーズからの昨年夏の移籍について「世界一のこのクラブの環境に身を置けて幸せ」「この環境を知りたいと決断した」などと語った。
安部はまず2019年を振り返り、「世界一のクラブのこの環境に身を置けていることに、まず幸せを感じています」とバルセロナに来たことを素直に喜んだ。
鹿島から実質3部(セグンダB)のバルセロナBチームへの移籍。そこに躊躇いはなかったのか? 日本代表デビューも果たしたアタッカーは答える。
「この環境などすべてが未知で、それを知りたいと思って移籍を決断しました。チームメイトやスタッフに支えられて、改めて自分がここにいるのは周りのサポートがあったからだと実感しています。日本にいる時の方たちも含め、とても感謝しています」
そうしたなかチャリティマッチではあったが、昨年11月13日、カルタヘナFCとの親善試合(チャリティマッチ)でバルセロナのトップチームの一員として、途中出場から”デビュー”を果たした。当時のエルネスト・バルデルデ前監督から指示を受けてピッチに立ったが……。
「(指示は)たくさん言われたけれど、理解できていませんでした(苦笑)。ただ指示があってもなくも、自分がどういうプレーをすべきか、チームのためになにをすべきかは理解できています。(現在は)自分の意志と監督の考えることもたぶん同じなので、いい関係を築けていると感じています」
東京オリンピックイヤーでもある2020年、安部の目標は?
「ここに来て良かったと思いますし、自分の人生においても大切な挑戦でした。それを決断できて良かったです。人生これからなので、1日1日、チームメイトや周りにいる人を大切にして過ごしていければ、よりよいものになっていくと思っています」
力みすぎず、慎ましい誓い。今はしっかりと力を蓄え、牙を研いでいる。安部がいつか訪れるチャンスを掴むために。
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[文:サカノワ編集グループ]